――前作から小池鉄平さんが“科捜研メンバー”加わりましたが。
(小池さんは)すっかりメンバーに溶け込んでいてとてもうれしいです。ニックネームは“第2のマリコ”です(笑)。マリコにとって俊敏な弟ができて頼もしいです。
――今回、沢口さん演じる榊マリコのぬいぐるみの制作もありましたが、感想はいかがですか?
制作のお話をいただいた時は飛び上がって喜びました。出来上がりを見た時は、自分が演じる役柄のぬいぐるみではありますが、なんてキュートでかわいいのだろう、と思いました(笑)。右手に握っているルーペが、愛嬌(あいきょう)があって気に入っています。また、反響も良いと聞いているのでうれしいです。
――沢口さんはデビュー40周年ということで、芸能人生の半分以上を榊マリコとして生きていますが、長年演じる上での挫折や苦悩などはありましたか?
初期の頃になりますが、1シーズンに一度は体調を崩してしまっていて、その時はスタッフの方々やキャストの皆さまにご心配をおかけしたのですが、ある時からコンディションを崩さずに乗り切れるようになりました。マリコからくじけない精神をもらったからです。
――長年、榊マリコを演じている中で、共感できる部分や今回で新たに発見した一面などはありますか?
共感できる部分は、真実を追求するために決して諦めない精神です。新たに発見したところは、一人の人間として登場人物に寄り添っているマリコを今回がより強く感じます。
――女優人生40年ということで、培ってきた女優としてのこだわりなどをお聞かせください。
女優業はアスリートのようだと感じています。心身ともにベストなコンディションでお仕事に向かいたい、そんな気持ちで日々過ごしています。
――最後にメッセージをお願いします!
今シーズンは、人間味を感じられる温かみのあるテイストになっています。25年目を迎えた「科捜研の女」、最先端の科学捜査と豊潤な人間ドラマをどうぞ楽しみにしていてください。