坂口健太郎“二宮”が本当に対峙すべきは玉山鉄二“市川”だけなのか、最終回直前で黒幕の考察が加速<CODE-願いの代償->

2023/08/28 12:00 配信

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二宮(坂口健太郎)と緊迫のやりとりを見せた市川(玉山鉄二)(C)ytv

坂口健太郎主演の新日曜ドラマ「CODE-願いの代償-」(毎週日曜夜10:30-11:25、日本テレビ系、Huluでも配信)の第9話が8月27日に放送された。CODEアプリの開発目的に迫りつつある二宮(坂口)だが、ラストでは仲間がピンチとなる急展開を迎えた。(以下、ネタバレを含みます)

市川の目的とは?


同作は、恋人が不審死し、絶望の淵に落ちた刑事・二宮湊人(坂口)が、「どんな願いもかなえる」という正体不明のアプリ「CODE」を手にしたことから始まる。そのアプリの背後には陰謀が潜み、幾重にも重なる事件と欲望が渦巻くノンストップ・クライム・サスペンスだ。

二宮を取り巻く人物として、CODEの謎を追うフリー記者・椎名一樹を染谷将太、息子の心臓移植手術の資金を貯めるためCODEモニターとなった三輪円を松下奈緒、椎名と共にCODEにまつわる事件を追うハッカー・三宅咲を堀田真由、IT企業であるランリーテクノロジーの社長・市川省吾を玉山鉄二が演じる。

最終回直前の第9話、CODEによる犯罪が多発するなか、ついに市川の構想が分かった。だが、二宮や椎名らは翻弄(ほんろう)され続けるハラハラの展開となった。

あえて二宮に開発中のシステムについて教える市川


CODEの開発に携わったと認めた市川。だが、制裁ルールのある現在の状況は自分が作ったものではないと主張した。

二宮は後輩の八重樫(兵頭功海)に市川の会社の捜査令状を取るように指示するが、認められなかった。すると、市川は二宮を監禁し、モニターで神奈川県知事の青柳(新納慎也)や滝田総務副大臣(本田博太郎)との会話を聞かせた。

ランリーでいま開発しているのは、ユーザーの個人情報やメタ情報をビッグデータとして分析し、政治や経済、世論の動向を予測する「プロフェット」というAIシステム。低迷する日本経済を成長させる起爆剤になるとともに、ネット上のウィルスや悪質なプログラムにも対処できるため、世間を賑わせているCODEを破壊することや、犯罪者予備軍を感知することも可能。人間とシステムを同時に取り締まることができるのだという。

直後、監禁場所から逃げ出した二宮が合流しようとしていた椎名から、青柳が、CODEプレイヤーに狙われていることを教えられる。八重樫らも駆け付け、なんとか助けることができた。青柳は県民がテストユーザーになるには危険なシステム過ぎると反対していたのだ。