松村北斗(SixTONES)と西畑大吾(なにわ男子)がW主演を務めるオシドラサタデー「ノッキンオン・ロックドドア」(毎週土曜夜11:00-11:30、テレビ朝日系)。WEBザテレビジョンでは、放送のたびにトレンド入りするなど大きな反響を呼んでいる同ドラマの撮影セットについて独占取材を行った。
同ドラマは、新時代のミステリー作家・青崎有吾氏の同名小説を映像化。韓国や中国でも翻訳本が発売され、WEBTOON版も大好評を博すなど、国内外から注目を集めている作品。
事件のトリック(=HOW)解明を得意とする「不可能」専門探偵・御殿場倒理(松村)と、動機や理由(=WHY)の解明を得意とする「不可解」専門探偵・片無氷雨(西畑)。
相棒かつライバルであるW探偵が時にいがみ合いながらも協力し、次々と奇妙な難事件に挑んでいく本格ミステリードラマ。演出は堤幸彦氏らが担当する。
今回、独占取材したのは倒理と氷雨が経営する探偵事務所「ノッキンオン・ロックドドア」の撮影セット。同ドラマのプロデューサー・田中真由子氏による詳しい解説を元に、ルームツアーを実施した。
潜入してみると倒理と氷雨の過ごしている探偵事務所は秘密基地を思わせるような雰囲気が漂っていた。ドラマの世界観を表現するためにちりばめられているたくさんのこだわりについて、聞いてみることに。
――探偵事務所「ノッキンオン・ロックドドア」のこだわりポイントは?
堤監督のこだわりもあり、探偵事務所であることが分かる看板などは事務所の外に一切出していません。
ドアを開けたらレコードが掛けてあり、そこに事務所の名前が書いてある。依頼者は部屋に入って初めて看板を目にすることになります。
このレコードは、皆さんがよく目にされするPR動画などにも使用しているので、気になった方は番組のSNSやYouTube等で確認してみていただけたら。
――第1話で氷雨が恥ずかしそうに紹介していた物ですね。
そうです! レコード盤にしようということも監督のアイディアです。
――レコード盤にしようとした理由はありますか?
お話自体の雰囲気が真新しいものというよりも、レトロな雰囲気なので、事務所全体もレトロな感じにまとめているんです。また、看板をレコード盤にしたのは、堤監督が原作にチープ・トリックが出てきたこともあり、70年代のロックから想起されたんです。
レコード盤に入れている「KNOCK’IN ON LOCKED DOOR」の文字体をどういうものにするのか、とても試行錯誤して、70年代のアメリカのレコードをかなり研究して、今の形にたどり着いたと仰っていました。
――他に視聴者の方が気付いていないようなこだわりはありますか?
部屋全体のテイストはそろえているのですが、実は壁紙を面ごとに全て変えています。テイストは合っているので、壁紙が違うことに気が付く方は少ないかもしれません。
全体的なコンセプトとして、お金のない二人なので、「誰かから譲り受けたのか、中古で買ったのか、拾ったのか」という雑多なものがそろっている。ただ統一感がないようである、お金はないけどセンスはあるんだろうなという空間にしています。
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