・別班特有の連絡手段と謎の登場人物
乃木が神田明神で祠をチラっと見るシーンは、後で別班の連絡方法に関係していることが分かります。饅頭が供えてあり、それを確認してお茶屋に行くという流れもスパイ映画のようなシーンですよね。
あまり触れられていませんが、あのお茶屋の店主(小林勝也)は、もしかしたら二人が別班だと分かっているのではないでしょうか…。
・マスコットキャラクターのヴィヴァンちゃんが本編に登場!
もともと日曜劇場には重厚なイメージがあるのと、今回は放送前に作品に関する情報をほぼ出さなかったこともあり、あえてイメージとは真逆のかわいらしいキャラクターを立ててPRをしようと考えました。
実はこのヴィヴァンちゃん、5話に出演しているんです。どこかに登場しているので、ぜひチェックしてみてください。割と画面のど真ん中に、こっちを向いてほほ笑んでいます(笑)。
・薫の意味深な発言
薫が乃木に「私のこと好きなんですか?」という縁側のシーンがありますが、その前の会話、薫さんの表情がとても意味深なんです。実は僕の知らないストーリーがあるのではないかと疑ったぐらい(笑)。
もしかしたら監督が教えてくれていないストーリーがあるかもしれません。バナナナイフのシーンは、男の子の憧れが詰まったようなカットでした。宮崎(陽平)監督にとってもこだわりのシーンだったようで、現場では入念な打ち合わせがなされていたようです。
実は、10日19時から放送した生放送のセットにも、バナナナイフがあったのをお気付きでしょうか?(笑) セットに入るなり、宮崎監督が「見てください見てください」と無邪気に寄ってきたのを覚えています(笑)。
・ドラムボイス誕生秘話
ジャミーン(Nandin-Erdene Khongorzul)の手術の無事を祈るドラムの姿は印象的ですよね。ちなみにドラムの声については、最初から女性の声にすることは決まっていました。
普通の声にするか、色っぽい声にするか、いろいろとアイデアが出る中、では実際に誰にお願いしようという話になった時、さまざまな役を演じ分けていらっしゃる声優、林原めぐみさんにオファーをしてみたんです。
監督には、「このドラマを世界に発信するなら、世界的アニメである『エヴァンゲリオン』や『カウボーイビーバップ』の声を担当している林原さんの声が必要です!」とプレゼンしました。
ご本人も、ドラムのキャラクターや、何よりこの「VIVANT」を面白がってくださり、お引き受けいただきました。本当に感謝しています。今でも誰の声と言わず、現場で林原さんの声を出した、最初のドラムのシーンのリハーサルは鮮明に覚えています。「この声って…ですよね」というスタッフの列が(笑)。
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