「よる8銀座シネマ」の“戦慄のクライム・サスペンス特集”では、「八つ墓村」以外に3つの作品を放送予定。9月27日(水)夜8時から放送される「薄化粧」は、1985年に公開された緒形拳主演の作品。別子銅山の社宅で起きた実際の事件を描いている。
また9月28日(木)夜8時からは、黒沢清監督、役所広司主演のサイコ・サスペンス映画「CURE」(1997年公開)を放送。関係のない複数の犯人が起こす猟奇的殺人を、刑事・高部(役所)が追う作品となっている。
さらに9月29日(金)夜8時からは、2000年に公開された阪本順治監督作品「顔」も放送予定。1982年に起こった「松山ホステス殺人事件」を題材にした作品で、物語は殺人犯・正子(藤山直美)の逃亡生活を軸に展開されていく。
そして“戦慄のクライム・サスペンス特集”の作品は、9月30日(土)の「土曜ゴールデンシアター」(夜9:00-11:30)でも放送。第3回日本アカデミー賞で最優秀作品賞にも輝いた「復讐するは我にあり」(1979年公開)が取り上げられる。直木賞を受賞した佐木隆三氏の同名小説が原作で、「西口彰事件」を題材にした作品となっている。監督・今村昌平氏の「犯罪の総てを描くことで、現代と現代人の存在の根を捉えたい」という思いのもと、制作された。
※山崎努の崎は正しくは「たつさき」