また、役作りについて「(撮影前に)かなえちゃんを(自分の)中に入れようと、かなえちゃん視点で読み返しました。初めて読んだ時と印象が全然違っていて、彼女の奥深く一番コアな部分のところまで一緒に落ちていかなければならない作業だったので、シーンごとにそれを忘れてはいけなかったし、楽な撮影ではなかったですね。でも、すごくやりがいのある役でした。見てもらえるのが楽しみでもあり、ちょっと怖いです」と吐露。
ほか、今泉監督が作品を作る上で「役柄以前の時間もプラスになれば」という思いから真木と関係性のある俳優をキャスティングしたという話題に。
司会者から「元々、真木さんも、江口さんも、永山さんも共演経験があり、仲が良かったんですよね?」と聞かれた真木が「はい。私は親友だと思っています」と答えると、江口が「親友ではないです。昔から知ってるというだけであって」ときっぱり。仲が良いからこその2人の掛け合いに会場が爆笑する一方、真木は江口らしい照れ隠しに苦笑しきりだった。
◆取材・文=原田健