山崎賢人主演映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」がいよいよ8月4日(金)に公開される。シリーズ累計1億部を突破し、世界的な人気を誇る荒木飛呂彦の人気コミックの実写化だけに注目度も高い本作。これから公開まで盛り上げる波に乗って、WEBザテレビジョンでもキャスト、監督によるリレー・インタビューを集中連載。第2回目に登場するのは、主人公・東方仗助(山崎賢人)の前に立ちはだかるスタンド遣い・虹村形兆を演じた岡田将生である。
――虹村形兆役のオファーが来た時の感想を教えて下さい。
「原作の大ファンだったので、本当に実写化するんだなあと。正直に言うと、ファンとしては“マジかあ……”という気持ちもありました(笑)。ただ、20代後半になって形兆のような役が出来るなんてありがたいなと。好きだからこそ思い入れがあるので、関わる限りは全力で演じようと思いました」
――形兆はどういう人物だと捉えいましたか?
「絶対的な悪ではなく信念を持ったキャラクターだと思います。原作でもファンが選んだ『ジョジョ三大兄貴』といわれる人物なので、その感じを少しでも出したいと考えていました。ただ、今回の形兆は原作にはないセリフを言います。アンジェロ(山田孝之)を矢で射抜いた時に言う、“出会いとは重力”というセリフとか。荒木(飛呂彦)先生から6部に出て来るプッチ神父の言葉を入れたいとリクエストがあったみたいで。それを本番前に三池(崇史)監督に言われたんですよね。凄く重いセリフをいただいちゃったなあと(笑)。4部に出て来ない『重力』という言葉を使うことで、実写の世界観がより一層深まった気がします。そういうこともあったので、今回はセリフを凄く大事にしていたと思いますね」
――そして久しぶりに学ランを着ることになった訳ですが。
「でも、形兆は学校に通っていないんですよね。とは言っても、久々の学ランは……やっぱり恥ずかしいですよ(笑)。ただ、あの衣装を着て現場に入ると、“よし、来い!”という感じになりましたね。改めて衣装やビジュアルは凄く大切なんだなと実感するいい機会になったと思います」
――そのビジュアルですが、かなり試行錯誤を繰り返したと聞いています。
「色んなことを試しながら、髪型や衣裳を決めて形兆のビジュアルは出来上がりました。メイクさん、衣装さんが本当に素晴らしくてカッコいいキャラクターになったと思います。ただ、撮影したスペインで億泰(新田真剣佑)と並んで歩いていたら、現地の方々が“クレイジーなヤツらがいる”と相当ビックリした顔で見ていたので、慣れるまでは時間がかかりましたね(笑)」
――特殊な衣装ですが、着こなしで意識した部分はありますか?
「自分にピッタリの衣装を作ったので、体型の維持は絶対でした。でも、スペイン料理でかなり太ってしまって(笑)。僕だけでなく、(山崎)賢人もマッケンも神木(隆之介)も肉食べ過ぎという感じで、毎日のように海岸沿いを走っていましたね」
――髪型はいかがでしょうか。
「僕はそこまで時間は掛からなかったんですが、一度作ったらその日の撮影が終わるまで崩せないんですよね。でも、賢人のリーゼントの方が大変そうでした。撮影が終わって髪を崩した瞬間は二人とも気持ち悪い状態になっていて、よくゲラゲラ笑っていましたね」
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