田舎町のスーパーで働く深愛は、毒親である母・美幸(筒井)に抑圧されながら育ったため自己肯定感が低く、自分には何の取り柄もないから、せめて人には優しくしたいという思いで、日々、一生懸命働いていた。そんな深愛にはスーパーで働くことに楽しみがあった。スーパーの店長・那須川(吉沢)と不倫関係にあったのだ。
ある日、仕事の後にいつものようにラブホテルで一緒に過ごしていると、那須川から突然、ピアスをプレゼントされる。ピアスを開けていない深愛だったが、うれしさのあまり帰宅後、自分でこっそりピアスを開ける。後日、そのことを知った那須川は戸惑っているようだったが、その直後、那須川から食事に誘われる。深愛は、初めて那須川と外でデートできることを喜ぶが…そこで突然、那須川から別れを告げられてしまう。理由は、妻・ふみこ(戸田)が病気を患ってしまったからで、深愛のせいではないというが、ショックを受ける深愛の耳にはそんな那須川の言葉は入らない。
それ以来、スーパーで那須川は深愛を避けるようにシフトをずらし、深愛が電話をしても留守電で話すこともできない。「私の何がダメだったんだろう」…ずっと考え続けていた深愛は、ある答えにたどり着く。「私は、やっぱり…店長と幸せになりたい」。やがて、その真っすぐで純粋な深愛の思いが、一つの家庭を泥濘へと引きずり込む。
公式ホームページの予告動画では、深愛が「店長、大好きです」と話し、深愛と那須川が車中で抱き合う姿が映し出される。そして、那須川は「別れてほしい」と告げ、深愛は「私はやっぱり店長と幸せになりたい」と語る。
また、「それから一週間、私は店長の家に通い続けた」という深愛のナレーションが入り、那須川は「うちが壊れてしまうかもしれない」と不安を抱く。深愛は、那須川を遠くから見つめながら「店長、大丈夫ですよ」と一人つぶやく。
さらに、スーパーで働く深愛の姿や、那須川の自宅に前に立つ深愛の姿が見られる他、ビニール袋を片手に力の抜けた様子で歩く那須川の姿が映し出されている。
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