福原遥と水上恒司が、10月25日に都内で開催されたW主演映画「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」の“最速試写サプライズ舞台あいさつ”に登場。原作者の汐見夏衛氏と共に登壇し、福山雅治が歌う主題歌の感想などを語った。
同作は、SNSを中心に「とにかく泣ける」と話題になり、累計発行部数70万部を突破した汐見氏の同名小説が原作。現代の女子高校生・百合(福原)が目を覚ますと、そこは1945年の日本。そこで出会った彰(水上)に何度も助けられ恋をするが、彼は特攻隊員として程なくして戦地に飛び立つ運命だった…という物語だ。
今回は“最速試写会”ということで、今作を初めて観客に見てもらった直後のイベント。福原は「今日が来るまでドキドキワクワクしていたんですけど、やっと皆さんに届いてホッとして、うれしい気持ちでいっぱいです」と笑顔であいさつし、「私たちも後ろのほうで見せていただいていて、皆さんの声も聞こえて、こちらもうるっとしてしまって。本当に心が温かくなりました」と、安堵(あんど)の表情を浮かべた。
一方、水上は「皆さんこんばんは!まずは、福山さんじゃなくてすいません」とおどけて会場を沸かせ、「作っている中でいろいろなことを考えながらやっていましたので、ひとまず今日皆さんにこうしてお届けすることができて安心しています」と、こちらも無事に観客へ届いたことにホッとした様子。
今作の主題歌は、福山による書き下ろしの新曲「想望(そうぼう)」。福山が実際に本編を見て感動し、登場人物たちに思いをはせ、映画に寄り添って書き上げた壮大なバラードとなっている。
主題歌を福山が担当すると知った時のことを聞かれ、福原は「ビックリしました。まさか福山さんが!って。今でも信じられないというか…本当?みたいな(笑)」と驚きを隠せない様子を見せると、すかさず水上が「本当ですよ」と冷静にツッコミを入れ、会場からは笑い声が。
続けて福原は「本当にそれぐらいビックリして(笑)。この作品が伝えたいメッセージだったり、私たちが百合と彰を演じて感じる思いというのがこの歌詞にすべて詰まっていて、本当にすてきな歌ですし、今後も自分にとってこの歌はすごく背中を押してもらえるような歌になるんだなと思いましたね」としみじみと語った。
また、水上も「本当に彰が劇中で百合の前では見せなかった言葉や思いを福山さんが『想望』にのせてくださっていて、彰が言いたかったことのほとんどであって、もし彰がこの映画を見たら喜ぶだろうなと。そういった思いがすごくありましたね」と、作品に寄り添って書き下ろした楽曲に深く感銘を受けたことを伝えた。
映画「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」は、12月8日(金)に全国公開。
◆取材・文・撮影/ブルータス・シーダ(STABLENT LLC)