田淵が「どうしたの?食わないの?」と聞くと、千波は「食べるよ。これめちゃくちゃ美味しいもん。でも、食べたら出てく。別れる」と言い出す。驚く田淵に千波は田淵のカルボナーラの美味しいポイントを告げ、「私の料理のときはこんな風にいろいろ料理の感想言えなかったもんね。微妙にまずいから。ごめんね!自分の作った料理でそんなに幸せになれるなら一人で暮せばいいじゃない!」と言うのだった。
話を聞いた賢二は「たぶんだけどね。千波さんは田淵くんのことすっごく好きだったんだよ。だから美味しいって喜ばせて上げられない自分が悲しかったんじゃないかな」と話し、「人がどういうことでどれくらい傷ついちゃうかって実際のところ本人じゃないとわからないからね」としみじみ言うのだった。
真面目で頑張り屋の千波の気持ちを思うと切なくなった。X(旧Twitter)でも「おいしいって言うのがぁ~うれしいんですよぉ~!」「男性って側にいる女性の気持ちがわからない、ある日突然消えてしまうかもしれないのに」「家事でもなんでも二人でやれば良かったのに」と視聴者のさまざまな声が寄せられた。それと同時に、「カルボナーラ美味しそう!」のコメントも多数よせられて「カルボナーラ」がトレンド入りし、深夜の飯テロドラマとして面目躍如を果たした。
◆構成・文=牧島史佳
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