日向坂46齊藤京子、ピュア過ぎるがゆえの暴走が始まる「自分がしっかり状況を知って対策を考えてあげたい」<泥濘の食卓>

2023/10/29 19:35 配信

ドラマ レビュー

深愛(齊藤京子)は那須川を助けるために動き始めた(C)テレビ朝日

日向坂46齊藤京子が初の単独主演を務める土曜ナイトドラマ「泥濘の食卓」(毎週土曜夜11:30-0:00、テレビ朝日系)の第2話「暴走する純愛!店長宅に潜入大作戦!?」が10月28日に放送された。アルバイト先の店長・那須川(吉沢悠)から別れ話を切り出されるが、自分が頑張って彼を苦しめているものを取り払ってあげれば幸せになれるはず。そんな思いから深愛(齊藤)は行動を開始した。(以下、ネタバレを含みます)

「泥濘の食卓」とは


本作は、同ドラマは2016年に「悪い夢だといいのにな」で「第75回ちばてつや賞」大賞に輝いた漫画家・伊奈子による「泥濘の食卓」を実写化。不倫相手と幸せになりたいという思いから、ある家族に寄生する、かつてない“パラサイト不倫”を描くストーリーとなっている。

齊藤が演じる捻木深愛(ねじきみあ)は、田舎町のスーパーで働き、母と二人暮らしをしている25歳の女性。抑圧の強い母親・美幸(筒井真理子)の下、常に否定されながら育てられたため、自己肯定感が低い。そんな中、初めて自分のことを肯定し、優しくしてくれた店長・那須川夏生(吉沢悠)を好きになり、不倫関係に。

ほか、那須川の妻・ふみこを戸田菜穂が、那須川の一人息子で進学校に通う高校生・ハルキを櫻井海音が、ハルキの幼なじみでハルキに異常なほどの愛情を抱く尾崎ちふゆを原菜乃華が演じている。

深愛の妄想は膨らみ、子供の名前まで考え始める


初めて誘ってもらった食事の席で、那須川に「妻がカウンセリングを受けなくてはいけなかったり、今が一番大変なんだ」と別れ話を切り出された深愛。落ち込むものの、那須川の自宅の前まで行ったり、郵便受けや自転車置き場などから那須川の日常生活を想像しているうちに、「やっぱり店長と幸せになりたい」という考えに至った。

那須川の悩みを取り払えば、幸せになれるはず。そんな思いから「店長のために、まずは自分がしっかり状況を知って対策を考えてあげたい」と、深愛は動き始める。

妄想もかなり膨らんでいって、「将来、店長と私に子供ができたら絶対すてきな名前付けるんだ」と、ノートに「すみれ」「ゆめ」「かりな」「ゆり」「さくら」「ゆき」など、子供の名前の候補を並べて書いてみたり、「2人の名前から一文字ずつ取るのってベタかな?」と思いながら「那須川夏生」「深愛」と名前を書いて“夏”と“深”を丸で囲んでニヤニヤしたり。

毒親の母・美幸も勝手に将来のことを決めようとしている。父親の墓参りの帰りに、夫ではなく深愛と一緒の墓に入れてほしいとか、「私との同居、あんたの旦那さんが許してくれるといいなぁ」とか。抑圧されて育てられてきた深愛は、面と向かって「嫌だ」ということはできず、ただその言葉を受け止めるだけ。

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