水樹奈々、キャプテン・マーベルを演じる喜びを実感「今作は仲間と共に絆の先にある強さを手にする物語に」<マーベルズ>

2023/11/09 11:15 配信

芸能一般 会見

キャプテン・マーベル/キャロル・ダンヴァースの日本版声優キャスト、水樹奈々撮影:田中隆信

声優の水樹奈々が、11月8日に都内で行われた映画「マーベルズ」ジャパンプレミアイベントに村中知と共に登壇した。

水樹「彼女の最強さと不屈の精神と優しさに、皆さんも魅了されると思います」


映画「マーベルズ」は、アベンジャーズ最強のヒーローであり、2019年に公開された「キャプテン・マーベル」(ディズニープラスで配信中)の主人公キャプテン・マーベル(ブリー・ラーソン)の新しい物語。キャプテン・マーベルとの”ある過去”の因縁から復讐(ふくしゅう)を誓う凶悪な敵ダー・ベン(ゾウイ・アシュトン)が現れ、地球をはじめ、キャプテン・マーベルが守ってきた全てのものを滅ぼそうとする。

最凶最悪の敵・サノスを圧倒する力でも救えない危機が迫る中、家族のように慕っていた凄腕エージェントのモニカ・ランボー(テヨナ・パリス)、キャプテン・マーベルに憧れるアベンジャーズオタクの高校生ヒーローのミズ・マーベル/カマラ・カーン(イマン・ヴェラーニ)と入れ替わる謎の現象が発生。このつながりを機に、キャプテン・マーベルは新たなチームを結成し、敵に立ち向かう。

映画「マーベルズ」の日本語吹き替え版で、水樹はキャプテン・マーベル/キャロル・ダンヴァース役を担当。「『キャプテン・マーベル』の後、『アベンジャーズ/エンドゲーム』に登場したり、『ミズ・マーベル』にもサプライズで出させていただいて、実は定期的にキャプテン・マーベルを演じさせていただいていますが、前作からは久しぶりで。キャプテン・マーベル/キャロル・ダンヴァースに声を当てさせていただけることをうれしく思っています。この日を待ちに待っておりました!」と今作でもキャプテン・マーベルを演じられた喜びを語った。

さらに、「前作ではミサイルを素手でポーンとしたり、『アベンジャーズ/エンドゲーム』では宇宙船を持って地球に降りてきたり、カッコいいシーンがあったんですけど、今作も本当に素晴らしいので、改めて彼女の最強さと不屈の精神と優しさに、皆さんも魅了されるんじゃないかと思っています」と期待がふくらむコメントを届けた。

チームで戦うことについては、「強すぎるがためにチームプレーが出来ないと言われてましたが、どうしても太刀打ちできないとんでもない敵が現れます。チームワークを経験したことがない彼女がどう立ち向かっていくのか。新しい一面が本当にたくさん詰まっています」と、本作の見どころとなっていることをアピール。

村中「日本語吹き替えで見たら、より情報とかが入ってきやすいんじゃないかな」


村中はモニカ・ランボー役を担当。モニカは、キャロルの親友で元アメリカ空軍パイロット”マリア・ランボー”の娘。幼い頃はキャロルと家族同然の付き合いをしていた。

成長して、キャプテン・マーベルと共に戦うモニカを演じてみた感想を聞かれると、「重要な役なので演じさせていただけることがありがたかったですし、幼少期は家族のように慕っていたキャロルなんですけど、ここに至るまでも何かしらがありました。それをこの作品まで私は知らなかったので、演じてみて『こういう物語があったのか』と分かりました。その上で、お互いがどう影響していくのかが、自分のことのように手応えを感じたり、苦しむところもありましたので、充実して取り組めた作品になりました」と、ネタバレしないように注意しながら感じたことを伝えた。

「今作は目まぐるしい戦闘だったり、3人が集まることでテンポ感が与えられる作品なので、もちろんオリジナル(英語版)も素晴らしいんですけど、日本語吹き替えで見たら、より情報とかが入ってきやすいんじゃないかなって思います(笑)」と日本語吹き替え版の良さをアピール。

それを聞いた水樹も「戦闘シーンがすごいんです。『ハッ!』『フッ!』『ウワァー!』とか、みんな腹から声を出しているので、3人の声が似てるんです(笑)」とアフレコで苦労したことを明かしつつ、日本語吹き替え版での鑑賞も観客にお薦めした。

水樹の最強の特技は「走りながら歌う」こと


見どころについて、村中は「誰かが絶対的に(物語の)中心というのがなくて、3人がコロコロ変わっていくんです。それぞれのシーンで中心人物が変わっていく目まぐるしさがあるので、映画館で観るのが大正解!」とテンポ感の良さが魅力の作品なので大きなスクリーンで見てほしいと語った。

MCから「最強だと思う特技は?」と聞かれ、水樹は「私は『走りながら歌う』です。ライブでスタジアムの端から端まで一人で走り回っても大丈夫!というために日々努力しております」と回答。村中は「鼻が良くて、たとえば、ペンが3本あって、どれかに触ってもらって、後からそれを匂いだらどれを触ったのか分かるのです」と特殊な能力を持っていることを明かした。

最後は水樹が「キャプテン・マーベルはたくさんの星々を救い、孤高のヒーローとして戦いを続けてきて、その彼女だからこそチーム『マーベルズ』を結成して、仲間と共に絆の先にある強さを手にする物語になっています。いろんなサプライズもこの中に仕掛けられてますので、お見逃しないように画面くぎ付けで見てもらえたらうれしいです」というメッセージで締めくくった。

他に、各界からの「最強ゲスト」として宇垣美里大倉士門景井ひな小杉竜一(ブラックマヨネーズ)、DJ KOO蝶野正洋ハシヤスメ・アツコも登場した。

映画「マーベルズ」は11月10日(金)より全国公開。

◆取材・文=田中隆信