<ドラマアカデミー賞>主演女優賞は「最高の教師」松岡茉優『答えのない問題を全員で考え続けた3カ月』

2023/11/24 18:30 配信

ドラマ

松岡茉優が第117回ドラマアカデミー賞で主演女優賞を受賞撮影=阿部岳人

新しい熱血教師像を見せた松岡茉優が主演部門で初受賞

2023年7~9月放送ドラマを対象に開催した第117回ザテレビジョン・ドラマアカデミー賞の受賞者を発表中。主演女優賞は、「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」(日本テレビ系)の松岡茉優が受賞した。卒業式の日に生徒から突き落とされ、その瞬間始業式の日にタイムリープし人生をやり直していく教師・九条里奈役。「人生2周目という設定で説得力を出せる演技」「淡々とした口調でいわゆる愛されキャラではないベースの中にも、生徒と向き合う熱さを感じられた」と高評価を得た。

受賞を受けて松岡は、「主演女優賞を頂き、心よりありがとうございます。受賞の一報を聞いたとき、尊敬するスタッフの皆さま、キャストの皆さま、そして愛する生徒さんたちの顔が浮かびました。答えのない問題を全員で考え続けた3カ月間を、このような形でお祝いしていただき、ありがたいです」と喜びを語った。

「ゆくところ全てで、3年D組のみんなが愛されることを祈っています」

九条先生を演じる上で大切にしたことを聞くと、「生徒たちにうそなく、全力で向き合う教師、というのがとても大切なポイントであったのは確かなのですが、演じ手として大切にしていたのは、松下洸平さんが演じる蓮さんや、森田望智さんや、ラランドのサーヤさんが演じる親友たちとのシーンでした」。続けて、「第1話の脚本でそのパートが初めて出てきたとき、やりがいを感じて。生徒の前と、いわばオフの姿が程よくギャップがあることで、私自身が九条先生を人として愛することができました」と明かした。

助演女優賞を獲得した芦田愛菜をはじめ生徒たちの熱演も話題になった同作。ファンへのメッセージを聞くと、松岡は「私の大切な生徒さんたちは、これからいろいろな翼で羽ばたいていくことと思います。ゆくところ全てで、みんなが愛されることを祈っています。これからも3年D組のみんなを、応援していてくださったらうれしいです」と、最後まで教え子たちへの思いを語っていた。