新歌姫を発掘する<トロット・ガールズ・ジャパン>放送開始 松崎しげる「ロマンスの神様」を完璧に歌いこなす17歳少女に“歌唱力とはこういうこと”

2023/12/06 11:00 配信

バラエティー 音楽

【写真】放送が開始された「トロット・ガールズ・ジャパン」(C)トロット・ガールズ・ジャパン製作委員会

日韓共同で新たな歌姫を発掘する新オーディションプロジェクト「トロット・ガールズ・ジャパン」第1話が、ABEMA SPECIAL2チャンネルにて12月1日に無料放送された。

全話無料放送中の「トロット・ガールズ・ジャパン」は、現在、韓国で人気の音楽ジャンル「トロット」をテーマに、新たな日本の歌姫を発掘する国内初のオーディション番組で、みごと優勝を勝ち取った参加者には、賞金1,000万円(+追加賞金)が用意されている。

12月1日の初回放送では

細川たかしの名曲「望郷じょんから」で審査員を圧倒する12歳の外久保穂(C)トロット・ガールズ・ジャパン製作委員会


12月1日の初回放送では、最年少12歳から最年長50歳までの予選審査を通過した54組57名の出場者を、カテゴリー別に6つのグループに分類し、予選ステージに進む。予選ステージでは、グループごとに登場し、ひとりずつ歌唱を披露する。審査員は、「この人の歌を次の審査でも聴きたい」と感じたら「ゴールデンブザー」にタッチし、全員が票を投じれば「オールイン」となり、その場で本戦進出が決定するが、全員の票がそろわなかった場合は、復活候補者となる。グループ全員の歌唱が終了したタイミングで、一般審査員(観客)による投票が行われ、復活候補者のなかから選ばれた1名が本戦に進出できる。

予選ステージ最初のグループは、さまざまな歌唱大会のグランプリ受賞者がそろう「グランプリガールズ」で、大阪ナンバー1の高音ボイスを持つ、歌手活動歴は9年の下北姫菜が、トップバッターとして弘田三枝子の「人形の家」を熱唱した。

その歌唱力に対し審査員の相川七瀬は、「表現力がすごくてずっと見ちゃって。サビの声の伸びとか、そういうものにゆさぶられるようなパフォーマンスだったと思います」と絶賛すると、審査委員長の松崎しげるも「52年前、オーディションで歌った曲がこの曲だった。なんかドキドキしましたね。非常に深みがある」と高く評価した。気になる下北の結果は、審査員全員が「ゴールデンブザー」を押し、「オールイン」で次のステージに駒を進めた。

「グランプリガールズ」最後の参加者は、岩手県出身で12歳ながら日本文化を背負う若き民謡チャンピオンの外久保穂で、「南部俵積み唄全国大会」「NHK東北民謡コンクール岩手県大会」にて優勝経験を持つ実力者だ。日本の民謡を広める歌手になることが夢という彼女は、細川たかしの名曲「望郷じょんから」の歌声に、審査員席の相川は圧倒されれば、トレンディエンジェル斎藤司も口をポカンと開けて驚きの表情を見せ、迷うことなく、その手を「ゴールデンブザー」へ伸ばした。その後もブザーを押す審査員が続出し、歌唱中に自然と拍手が起こる。サビのラストには歓声も飛び交い、審査員席は拍手喝采で、声量、技術力、表現力、どれをとっても完璧なパフォーマンスで、本戦進出を勝ち取った。

合格が決定した瞬間、外久保は「ありがとうございます」と涙ながらのコメントに、審査員の安藤優子は「年齢とかじゃなくて、歌って身体中から出てくるものなんだということを、ものすごい勢いでぶつけてくれた感じがして。最初の歌い出しから泣きそうでした」と感極まりながらコメントした。

「トロット・ガールズ・ジャパン」より(C)トロット・ガールズ・ジャパン製作委員会