Da-iCEの花村想太が12月5日、都内で行われた映画「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」完全吹替版プレミアにセントチヒロ・チッチ、松平健、チョコレートプラネット、松本梨香、石井康嗣、武内駿輔と共に出席。完全吹替版で主人公のウィリー・ウォンカ役を担当した感想を語った。
本作は、世界中をとりこにしたファンタジー「チャーリーとチョコレート工場」で有名な工場長、ウィリー・ウォンカの“夢のはじまり”が明かされる歌と魔法と感動のファンタジー超大作。
完全吹き替え版は、せりふも歌も完全に日本語で吹き替え。全13曲におよぶ楽曲も全てキャストが吹き替えを担当し、主人公で純粋すぎるチョコ職人ウォンカ役を花村が、ウォンカの良き相棒となる少女・ヌードル役をチッチが演じる。
イベントでは、劇中で自信を失いかけたヌードルの背中をウォンカが勇気づけるようにデュエットする楽曲「フォー・ア・モーメント」を花村とチッチが披露。また、ゲスト全員で本作の主題歌の「ピュア・イマジネーション」を歌唱した。
歌唱した感想を花村は「生のヌードルの声を聞きながら歌うというのは初めてだったので、すごく神秘的な気持ちというか、改めて『やっとヌードルに会えたんだ』という気持ちになりました」とコメント。
チッチは「『フォー・ア・モーメント』が流れる瞬間ってとても大切な瞬間で、2人が少しずつつながっていくなと思える瞬間」と説明し「今日初めて一緒に歌わせていただいて、花村さんの声に包まれながら歌うことの幸福感…とってもうれしくて、ハッピーでした」とほほ笑んだ。
自身の声が入った完全吹替版を見た感想を、花村は「実際に見るまでは本当に不安で、いったいどういうことになっているのか…と想像もつかなかった」と吐露。しかし、実際に見てみると自分の手から離れている感覚があったと話し、「自分の声ということを忘れちゃうくらい、皆さんのおかげですてきな作品になったと思いますし、良い意味でなじませていただいたと思っております」と語った。
さらに、「たくさん歌わせていただいて。音楽監督の方にもたくさん歌唱指導をいただいて録ったんですけど、本当に良い機会で、自分の歌を見直す機会になりました」と告白。「表現力が2倍も3倍も上がったんじゃないかなと思っております」と笑顔を見せていた。
◆取材・文=山田果奈映