田渕と千波の家。田渕がキッチンにお菓子の材料を並べると、千波は「ただの粉やらバターやらから全然違う形のお菓子作るとか、私にはもはや黒魔術にしか思えない!」と拒否するが、田渕は「いいじゃん、やってみようよ。千波の性格絶対向いてると思うよ」とスケールを差し出す。
根が真面目な千波はスケールでキッチリと量ってレシピ通りにお菓子を作っていく。「こういう作業は全然大丈夫!」と目を輝かせて真剣に生地を混ぜる千波を見て田渕は笑い、「やっぱ、千波おもろいわ。かなり好きだわ」と言う。千波は一瞬「え…?」と我に返るが、再びお菓子作りに没頭していく。
おいしそうに焼き上がったフィナンシェを前に田渕は「あの材料からこんなんできるってほんと魔法みたいだな」と言い、千波も「ちゃんと錬成できた!」と感動。2人はうれしそうにハイタッチする。
フィナンシェをひと口頬張ると「おいしい!私が作ったのにおいしい!」と興奮気味に叫ぶ千波。田渕は何言ってんだよと笑い、「でも、マジですっげぇうまい!千波、またこれ作って」と言ってはまた食べて「んー!最高!」と言う。その姿を見て、千波は喜びをかみしめるのだった。
真面目で頑張り屋さんな千波の意外な才能が田渕によって見出され、幸せそうにしている千波にこちらもほっこりと笑顔になった。
◆構成・文=牧島史佳
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