大奥へ渡った倫子の付き人となるお知保を演じる森川は、倫子をとことん追い込む役柄らしく含みのある表情を披露。
そして、そのまっすぐな目に引き込まれ、胸の内に何かを秘めているような力強い姿を披露したのは、徳川将軍家の血を引く家治のいとこ・松平定信役の宮舘。
大奥の女性たちを束ねる重役・大奥総取締役である松島の局を演じる栗山は、大奥総取締役にまで上り詰めた実力者らしく他者を圧倒するオーラを見せた。
破竹の勢いで出世を果たした側用人・老中の田沼意次役の安田は、何かをもくろむような表情でその存在感を遺憾なく発揮した。