高杉真宙&葉山奨之のW主演で「セトウツミ」が連ドラ化! “喋るだけ”の会話劇描く

2017/08/08 06:00 配信

ドラマ

「セトウツミ」にW主演する高杉真宙、葉山奨之(左から)

関西の男子高校生2人・瀬戸と内海が放課後に河原でまったり“喋るだけ”の会話劇を描く、此元和津也原作の「セトウツミ」が、高杉真宙葉山奨之のW主演で連続ドラマ化されることが分かった。金曜深夜、テレビ東京ほかの“ドラマ25”枠にて、10月よりスタートする。

かねてより漫画好きを公言しており、元々原作を読んでいたという高杉は「漫画を読みながら僕が爆笑していたように、演技で視聴者の皆さんをそこに持っていけるよう、頑張りたいと思います。まずは大阪弁を必死に練習したいと思います」と意気込みを語り、葉山も「金曜深夜に、日々の疲れや嫌な事を忘れて、瀬戸と内海の2人に癒やされてほしいです。皆さんのビタミン剤になれるように頑張ります!」と、力を込めた。

本作は昨年、池松壮亮菅田将暉のW主演で劇場公開されスマッシュヒット。菅田が「第26回日本映画プロフェッショナル大賞」の主演男優賞を取るきっかけの1つとなるなど、大きな話題を呼んだ。ドラマ化を望む声が多く上がり、テレビ東京にてドラマ化が決まった。

ドラマ化に際して、映画版からキャストを一新。新しいエピソードもたっぷりと盛り込まれ、続編ではなく連続ドラマとして生まれ変わる。さらに映画には登場しなかったハツ美ちゃん、田中君、馬場君、ゴリラ先生など、原作でも人気の多彩なキャラクターの活躍も描かれるという。

主演に決まった高杉は、「PとJK」「トリガール!」や「散歩する侵略者」に加え、主演作「世界でいちばん長い写真」など、ことしから来年にかけて10本超の映画に出演が決まっている、スクリーンに引っ張りだこの若手俳優。

地上波連続ドラマへのレギュラー出演は、「スミカスミレ 45歳若返った女」(テレビ朝日系)以来、約1年半ぶり。同じ金曜深夜ドラマという不思議な縁も。

そんな高杉が今回演じるのは眼鏡を掛けたクールな塾通いの高校2年生・内海。

高杉は「内海の性格って少し分かりづらいと思うんです。勉強や親など、いろいろと抱えているものが多いですよね。だからこそ瀬戸との時間を大切に演じたいと思います」と役どころを分析しつつ、演技プランを語った。

一方、元サッカー部でお調子者の瀬戸に扮(ふん)するのは、現在放送中のドラマ「僕たちがやりました」(フジ系)で、見事なマッシュルームカットの高校生を演じている葉山。2015年に放送された連続テレビ小説「まれ」(NHK総合ほか)で、ヒロインの弟を好演したのも記憶に新しい葉山が、また新たな魅力を放つ。

今回のキャラクターについて、葉山は「漫画を読み、瀬戸は“素直でうそのつけないいいやつ”という印象が僕の中にありました。その要素をうまく自分とリンクさせて、監督ともたくさん話し合って、新しい瀬戸を演じられたらいいなと思います」と、自分なりの瀬戸を演じることを誓った。

なお、高杉、葉山の両名は今作がテレビ東京の連続ドラマ初主演となる。

あらためて、2人は「以前から『何だ?この会話だけでほとんど何もしていなくて場所も固定なのに面白い漫画は!!』と思っていました。なので、ファンとしては作品をやらせていただけることはすごくうれしいです。

ただ、会話だけでこの面白さまでもっていくというのは、演じる時は難しいだろうな…と思っていたので、こんなふうに演じる機会を頂いてすごく緊張します。そして、めちゃくちゃ楽しみです」(高杉)

「今回ドラマ版のお話を頂けて本当にうれしいです! 以前、映画化された『セトウツミ』を見てその設定に衝撃が走りました。放課後河川敷に座り、ただただ“喋るだけ”。それなのになぜか2人から目が離せなくなる。原作も1人でクスクス笑いながら、一気に読みました!

映画とはまた新たにキャストも変わり、正直プレッシャーもありますが、それに負けじと、思いっきり瀬戸を生きられるように頑張ります」(葉山)と、それぞれアピールした。