12月31日(日)にABEMAにて独占無料生中継される、井岡一翔選手出場の大晦日大会「Lifetime Boxing Fights18」の東京・大田区総合体育館での開催にともない、井岡選手とAK-69の動画が、ABEMAボクシングチャンネル公式YouTubeにて公開された。
今回、公開された動画には、井岡選手が兄貴と慕い、井岡選手の入場曲を務めるAK-69が、井岡選手の運転する車に乗り込み、夜のドライブをしながら、「(中谷)潤人との試合、実際、見てみたいなっていうのはあるけどね」と井岡選手へ聞きにくいことを思いっきり聞いている。
まず、2023年6月のジョシュア・フランコ選手との試合の際に起きた想定外の出来事をふり返る。実は、リングイン前に、AK-69の歌唱が終了してしまうというまさかの事態が起こっており、井岡選手も「めちゃくちゃくずれましたもん、途中まで完璧だったのに」とルーティンがリングを上がる前にくずれてしまったことを明かす。それを聞いて、AK-69も「そういうのあるもんね、ルーティン、くずされたくないみたいな」と同意しつつ、「そもそも相手が体重オーバーしている時点でルーティンがくずれてるもんね、そのなかでよくやったよね」とはげます。井岡選手も「やるって決めたことをやりぬけてよかった」と安堵の表情を見せていた。
また、ファンが話題にする対戦カードについて、AK-69が「見てる側は好き放題に言うじゃん、中谷潤人とやらないのかとか、井上尚弥とやらないのか、とか」と切りこむと、「潤人とプライベートで会うこともあるけど、実際、見てみてみたいなっていうのはあるけどね」と井岡選手へ素直な気持ちを伝えると、それを聞いた井岡選手は、「かなり盛りあがるひとつの要素じゃないですか」と口火を切る。「もちろん実現してボクシング界を盛りあげたいというのもある」としつつも、「でも反面、自分の優先順位として、まずはこれを実現させたいというのもある」とエストラーダ戦への思いを示す。
また、「どの時代もそうなのかもしれないですけど」と前置きしつつ、「見ている人の押しつけって強いじゃないですか。こうあってほしいとか、井岡、こいつと戦ってほしいとか。それってファンじゃないというか……その人がしたいことを応援するのがファンだと思う」と主張し、「(ファンの)期待にも応えたいけど、いちばんは何がしたいって、自分がしたいことを自分の胸に手を当ててこうしたい、ということをぜったい優先すべきことだと思うんで……」と心境を吐露した。
また、話題は今回の対戦相手のホスベル・ペレス選手について、KO率も高く、世界戦経験もある選手のため、対戦相手の試合動画をみた井岡選手は、「けっこう、嫌な相手」と評し、勝って当たり前と思われる今回の試合で「やりたい試合がなくなって、こういう相手と試合して、モチベーション落として負けたなってケースあるじゃないですか、ありがちな流れっちゃ流れなんですよ」と危機意識を見せつつも、いつもの井岡選手らしく「相手がどうこうというか自分が決めたことの勝負として挑んでいくだけだなと思ているんで」と次戦についても勝利への意欲を見せていた。
熱望するWBC世界スーパー・フライ級王者のエストラーダ選手との対戦をまっすぐ見つめ、「信念を曲げない、やりぬく力というか、やっていって証明するしかない」と力強く語った井岡選手の大晦日の試合を、ABEMAにて視聴することができる。
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