阿部演じる市郎の一人娘・純子を演じる河合は2000年生まれ。本作ではスケバンの女子高生を演じるも、当時を知らない河合は「最初は1980年代のドラマを見て現代との話し方の違いを見たりしたのですが、苦労したことでいうと台本に出てくる1980年代の固有名詞を全部ググりました。大人の方が見たら懐かしいの嵐だと思うのですが、せりふとして言わないといけないの詳細に調べました」と秘話を明かした。
一方、中学2年生のキヨシを演じる坂元は、現役の中学生。あまりの若さに他のキャストたちが少々ザワつく中、坂元は撮影について「毎日緊張しますし、自分がここにいていいのかと思っちゃうんですけど、皆さんがすごく優しくて。自分が演じやすいように道を作ってくれている感じがして、いつも助けられてばっかりです」と模範解答のようなコメントを披露。すると思わず阿部が「誰かに言わされているわけじゃないよな?」とツッコみ、笑いを誘った。
会見の終盤、脚本を手掛けた宮藤は昭和パートの作り方について問われると「僕と阿部くんが同い年で、しかも金子さんも同い年なんですよ。だから打ち合わせをしていてもお互いにマウントの取り合いみたいになっていて(笑)。『いや、それは違います、1985年です。なので1986年にはありません!』とか、やっていて楽しいですね」と同世代のキャストたちと共にドラマを作り上げていることを告白。
また、1年ほど前からドラマの構想を練っていたという宮藤は「いろんなことがダメって言われるようになったじゃないですか。今回のドラマは全部サブタイトルが『○○しちゃダメですか』なんですけど、ダメっていう言葉で終わりにして、なんでダメなのかを考えなくなってきているなと実感して。我々世代が『なんでダメなの?』と問いかけることで、1話ずつなんでダメなのか考えるドラマにしたい」とコメントした。
「不適切にもほどがある!」は、幅広い世代に響く、新たな名作となるか。ドラマは1月26日(金)夜10時よりスタート。
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