櫻井翔“武蔵”と対峙する獣集団が操り、暴こうとするもの…第一の復讐が果たされる<新空港占拠>

2024/01/21 15:49 配信

ドラマ レビュー

獣の2人目の正体が明らかに


ついにスタート武蔵を代表にした警察との交渉。獣たちは、二葉や空港会社の社長・天童(黒沢あすか)ら一部の者たちを除いた人質を解放した。そして、残された者の一人、空港の建設を取り仕切った建設会社会長の白河(俵木藤汰)を最初のターゲットに。「1年前、ある大きなうそをついた」というのだ。

武蔵が突き止めた白河のうそは、パワハラを訴えた会長秘書室の新見百花が横領したと捏造して告訴したこと。それが原因となりネット上で嫌がらせを受けるようになった百花は、追い詰められて自殺してしまった。

獣の一人、“鶏”は百花と同僚だった重原瀬奈(山谷花純)で、復讐のため獣と化したのだった。

“龍”の「この国は今、うそであふれかえってしまった」という言葉。彼らの目的は真実のようにまん延している“うそ”を暴くことのようだ。デジタル化は便利だが、真実を見極める力も必要となる。そんな社会への警鐘を潜ませつつ、あと残りの獣たちの分だけある“うそ”が明かされていくことにヒヤリとしたものを感じる。

さて、“うそ”といえば、武蔵のおきまりの言葉ともなっている「うそだろ!」。本話ではラストで発動した。獣たちのアジトかもしれない場所が分かり、武蔵と横浜署の警部補・本庄(瀧内公美)が向かうが、本庄が獣のわなにかかってしまう。救うために必要な鍵はなんと武蔵の体に埋め込まれていた。武蔵と同時に「うそだろ」と思わず言ってしまう展開となった。いくつものピンチを乗り越えてきた武蔵がどう立ち向かうか、期待せずにはいられない。

◆文=ザテレビジョンドラマ部

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