本作では、愛し合っていたはずの響と来美が、いつの間にか憎み合う存在になってしまうという切ない関係性にも注目してもらいたい。
それぞれ“放浪グループ”と“横須賀駐屯地”に属することになった2人だが、ある日響は駐屯地のゴーレム化した少女・愛奈(新津ちせ)を討伐する。それを目にした兄の勝利(田中奏生)は、“愛奈の死はテロリストの仕業だ”と来美に伝える。愛奈を救いたかった来美は、そこに響がいるとは知らず、放浪グループを激しく恨むようになり、“放浪グループ”の1人・ミンジュンを刺してしまうのだった。
一方の響も、仲間のミンジュンを刺したのが“駐屯地の女”だと聞き、その正体が来美だとも知らず激しい復讐心を燃やすことに。こうして2人は、互いが所属するコミュニティーをいつしか憎しみ合うようになってしまう。どんどんすれ違っていく2人の様子には、思わず胸が締め付けられるような切なさともどかしさを感じるだろう。
シーズン1の終盤で2人はようやく再会するのだが、来美は“ある理由”で響に銃口を向ける。すれ違う2人は元の関係に戻れるのか…。アクションシーンはもちろん、生存者同士の人間ドラマや引き裂かれた恋人との切ない恋愛模様など、見どころのあるシーンが多数描かれている「君と世界が終わる日に」シーズン1は、Huluにて配信中だ。
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