日向夏のライトノベルをアニメ化した「薬屋のひとりごと」(毎週土曜深夜0:55-1:25、日本テレビ系/ABEMA・ディズニープラス・Huluほかにて配信)の第15話が1月20日に放送された。軍部の高官・羅漢が今回から本格登場となり、彼と猫猫の関係をめぐり、SNSでは視聴者の考察合戦が繰り広げられている。(以下、ネタバレを含みます)
同作は、日向夏の小説を原作とする後宮謎解きエンターテインメント。小説は「ヒーロー文庫」(イマジカインフォス)より刊行中で、「ビッグガンガン」(スクウェア・エニックス)および「サンデーGX」(小学館)でのコミカライズも展開されており、シリーズ累計2400万部を突破。中世の東洋を舞台に、「毒見役」の少女・猫猫が宮中で起こるさまざまな難事件を次々に解決する姿を描く。
TVアニメは長沼範裕監督(「魔法使いの嫁」や「劇場版 弱虫ペダル(2015)」など)のもと、TOHO animation STUDIOとOLM(「オッドタクシー」や「古見さんは、コミュ症です。」など)がタッグを組みアニメーション制作を担当。CVは猫猫役を悠木碧、壬氏役を大塚剛央が務める。
前回、外廷で発生した食料庫爆発の原因を特定した猫猫。表向きは武官の李白(CV:赤羽根健治)が解決したことになっているが、役人の間では壬氏の部屋付きの下女が事件解決に一役買ったという噂で持ちきりだ。
そんな中、猫猫のもとに高順(CV:小西克幸)から更なる事件解決の依頼が持ち込まれる。高順が持ってきたのは、10年前のとある商家で起きた食中毒事件の資料。その家の商人が、鱠(なます)に入っていた河豚(ふぐ)の毒に当たったらしい。
それとよく似た事件で役人が昏睡状態に陥っているという。事件の鱠には比較的毒が薄い河豚の身と皮のみが使用されていたが、それでも毒がないとは言い切れない。問題は、今回の事件も前の事件も料理人が「料理に河豚は使っていない」と主張していることだった。
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