奥平大兼“タイム”が熱い信念と共に行動に出る…見る者の想像力も刺激する結末<ワンダーハッチ最終回>

2024/01/25 17:24 配信

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タイムに「優しさじゃ世界は救えない」と言うアクタだったが…


タイムは世界を救うため、アクタは大事なもの=自分との子どもを妊娠中の虹咲(成海)や作り上げた理想の楽園を守るため。アクタはピュトンピュトを殺そうとしていたが、タイムはそれ以外の方法を探ろうとしていた。

「優しさじゃ世界は救えない」と語るアクタに、かつての強いけれど優しさを持っていた英雄の姿は感じられず、悲しむタイム。そんなときピュトンピュトの攻撃に遭い、タイムがピンチに陥る。するとアクタは「まったくお前は本当に足手まといだよ…。でも俺たちは最高のコンビだったな」と言って助ける。そして、タイムだけでも先に進めさせようと自分が攻撃を受け、ウーパナンタ語で「世界を救え」とメッセージを送り、最期の時を迎えた。

息子を亡くして闇落ちしてしまっていたが、ウーパナンタの民を救いたいという思いがあったスペース。そして変わってしまったと思われたがやっぱり英雄の熱い気持ちがあったアクタ。相次いだ2人の最期にグッときた。

そんなドラゴン乗りの“先輩”たちのあとを受ける者として、タイムは自分の信念のために“古の理”へと突き進んだ。

ナギとタイム、それぞれの結末


“古の理”には、ピュトンピュトに捕らえられたナギの姿が。タイムが実行しようとするのはドラゴン乗りの能力でもある“聞くこと”だ。ナギは、「逃げてたら何も変わらない」と教えてくれたタイムのことを見守る。

ナギとタイム、若い2人が世界を救おうと行動する結末は伏せておくが、それがCGを駆使したさらに素晴らしい映像と共に描かれるのが見どころの一つとなっていることは書き留めておきたい。

そして、母・ハナ(田中)がナギに「想像力が世界の扉を開く」と伝えたが、実写とアニメが融合した“想像力”豊かで壮大な物語だけに続編を期待してしまうということも。

「ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-」は、ディズニープラスのスターで独占配信中(全8話)。

◆文=ザテレビジョンドラマ部