<ゆびさきと恋々>逸臣が雪に向ける優しさに心温まる第4話、本人も無自覚な雪への“独占欲”にも胸キュン

2024/01/28 20:16 配信

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テレビアニメ「ゆびさきと恋々」第4話が放送(C)森下suu・講談社/ゆびさきと恋々製作委員会

TVアニメ「ゆびさきと恋々」(毎週土曜夜22:30-23:00ほか、TOKYO MXほか/ABEMA・ディズニープラス・TVer・Huluほかで配信)の第4話が1月27日に放送された。逸臣が自分を呼ぶ時にどんな声をしているのか気になり始める雪。その一方で、声以外からも伝わってくる逸臣の雪に対する優しさに心温まる回となった。(以下、ネタバレを含みます)

TVアニメ「ゆびさきと恋々」とは


ゆびさきと恋々」は、「月刊デザート」(講談社)にて連載中の、森下suuによる同名漫画のアニメ化作品。聴覚障がいのある女の子・雪と世界を旅する大学の先輩・逸臣のピュアラブストーリーがSNSを中心に反響を呼び、累計発行部数380万部突破(電子含む)、「第11回ananマンガ大賞」「このマンガがすごい!2021」などの数々の賞にランクインしている。

アニメーション制作を亜細亜堂が手がけ、監督・絵コンテを村野佑太、キャラクターデザインを酒井香澄、音楽を橋本由香利が担当。糸瀬雪役は諸星すみれ、波岐逸臣役は宮崎遊が務める。

雪と逸臣の仲の良さに京弥が複雑なワケ


逸臣に手話を教えることになった雪。雪もまた逸臣が見てきた世界の一部に触れたコインランドリーでの一夜から、2人の距離は徐々に近づいていく。

そんな中、逸臣の家に高校の同級生であるエマ(CV:東山奈央)が押しかけてきた。雪と同じく逸臣に恋心を抱くエマ。きっと逸臣は彼女が自分に寄せている思いに気づいているのだろう。一人、逸臣の家に残されたエマは机に気になるものを見つける。それは雪が逸臣のために作った“手話ノート”だった。

逸臣は、なぜ手話を覚えるのか。知的好奇心なのか、それとも雪への優しさか。優しさだとするなら、それはどういう優しさなのか……に迫った「ゆびさきと恋々」第4話。逸臣があまり表に出さない感情に、他の登場人物の視線が向けられた。

ここのところ、仲良さげな雪と逸臣の姿を複雑な心境で眺めていたのが、カフェバー「ロッキンロビン」の店長・京弥(CV:逢坂良太)だ。彼は逸臣にフラれて傷つく女性たちを何人も見てきた。逸臣が今は夢に一直線で恋愛にはあまり興味がないことも知っている。2人が仲良くなることに反対しているわけじゃない。逸臣に恋をしているであろう雪に傷ついてほしくないのだ。その優しさに、なるほど、りん(CV:本渡楓)が好きになるわけだと思わされた。