渡辺翔太“田邑”、北香那“由美子”の特別になるべく距離を縮めようとする姿に「余裕なさそうである感じがいい」と絶賛の声<先生さようなら>

2024/02/01 14:30 配信

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田邑(渡辺翔太)は由美子(北香那)との過去を振り返る(C)八寿子/小学館/「先生さようなら」製作委員会 「先生さようなら」第2話より

田邑が好きだった由美子との時間


田邑は、過去を振り返りながら出勤していた。由美子の特別になりたくて悩み、苦しんだ日々や、由美子を自分だけの世界に閉じ込めたいと願った淡い恋心をふとした瞬間に、何度も思い出していたのだろう。

田邑にとって、由美子は大切な存在であり、そんな由美子との時間は宝物だったことが分かるシーンがある。そのシーンは、田邑はうれしそうに、由美子を描いている場面に詰め込まれていた。

由美子からどうして私を描いているのかと問われると、田邑は動かないでと告げる。さらには、正面を向いてなど細かな指示をした後、素直に従う由美子を見て、くすっと笑うのだ。本当に幸せそうな時間が流れていた。

絵を描くことはもちろんだが、由美子と過ごす時間が本当に好きだったことが田邑の表情から伝わってくる。しかし、この時点では、田邑はしっかりと自分の恋心を自覚していなかったように思う。

由美子に避けられた田邑


田邑は、ただ由美子と一緒に過ごすことが楽しくて仕方がなかった。しかし、由美子に避けられたことで、田邑は寂しさを覚える。それと同時に、自分の恋心を自覚したのではないだろうか。

由美子に会いに行った田邑は、進路の相談を始める。美大への進学は逃げているんだろうかと聞く田邑に、由美子は勉強から逃げて入れるほど美大はあまくはないとはっきりと伝える。さらに、由美子は今の田邑の成績では、どこの大学も難しいと担任として現実を突き付ける。

由美子のストレートすぎる言葉に、少し落ち込んだような声で「はっきり言うね…」ともらす田邑。そんな田邑に、由美子は今から頑張ればいいと話し出す。由美子は提出物が遅れることはあっても、全て合格点を取ってきてことから、田邑が頑張らなきゃいけないときはちゃんと頑張っていることを知っていたのだ。

由美子が自分のことをよく見ていることを知り、田邑は明るい表情を浮かべる。由美子の言葉で、素直すぎる反応をする田邑に、きゅんとした人もいただろう。