父・阿部サダヲ“市郎”と娘・河合優実“純子”が令和と昭和でそれぞれの思いを明かす<不適切にもほどがある!>

2024/02/07 11:23 配信

ドラマ レビュー

令和の世界に再びやってきた昭和の中学教師・小川市郎(阿部サダヲ)(C)TBS

阿部サダヲ主演の金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系)の第2話が2月2日に放送された。同作は、昭和のおじさんがコンプラで縛られた令和の人々に考えるきっかけを与えていく、完全オリジナルの意識低い系タイムスリップコメディー。第2話では、1986年(昭和)と2024年(令和)が“スマホ”で連絡可能に。(以下、ネタバレを含みます)

宮藤官九郎の脚本によるオリジナル・コメディー作品


脚本は宮藤官九郎が務め、プロデューサーは磯山晶氏が担当。阿部と「池袋ウエストゲートパーク」(2000年)、「木更津キャッツアイ」(2002年)、「タイガー&ドラゴン」(2005年、全てTBS系)でタッグを組んできた2人が、令和で新たな作品を生み出す。

同ドラマには、突如1986年から2024年へタイムスリップし、令和では考えられない“不適切”な言動を繰り返す小川市郎役で阿部、バラエティー番組のアシスタントプロデューサーとして働くシングルマザー・犬島渚役で仲里依紗が出演。

とあるアイドルに心酔するあまり、その身なり言動すべてを完コピする男“ムッチ先輩”こと秋津睦実を磯村勇斗、市郎と逆で、2024年から1986年に息子と共にタイムスリップする社会学者の向坂サカエを吉田羊、そして、市郎の一人娘・小川純子を河合優実、サカエの息子・向坂キヨシを坂元愛登が演じる他、袴田吉彦山本耕史古田新太ら個性豊かな面々がストーリーを盛り上げる。

市郎がサカエに真っ先にお願いしたことは


市郎は、昭和の世界で中学の教師をしていて、野球部の顧問も担当。“愛のムチ”と称した厳しい指導で、生徒たちから「地獄のオガワ」と呼ばれ恐れられている。一人娘の純子は17歳。妻を亡くした後、男手一つで育ててきたが、現在は娘の非行に手を焼いている。

バスに乗って昭和から令和にタイムスリップしてしまった市郎の心配事はやっぱり娘。自分がいない間に、家に男を連れ込んで“チョメチョメ”するんじゃないかと気が気でない様子。

一方、令和の世界で社会学者として性差別やジェンダー問題に取り組んでいるサカエは、息子のキヨシが“もう少しここ(昭和)にいたい”とゴネたことで、令和に帰れず昭和に止まっている。

どういう原理なのか分からないが、市郎は昭和にいるサカエとスマホを通じて連絡が取れるようになった。そして、市郎が真っ先にお願いしたのが、サカエに自分の家に行ってもらうこと。「娘がチョメチョメしちゃうんだ、あんたのせがれと!」と理由を伝えると、サカエは血相を変えて市郎の家に向かった。