“踊る次世代の裕次郎”岩永ジョーイ「自分の人生が180度変わりました」

2017/08/15 08:05 配信

芸能一般 インタビュー

「フタを開けてみたら逆再生で映像が展開されるという難しそうな内容だったけど、どんどん興味が湧いてきました」と明かす


――ジョーイさん自身、何かひらめいたものはあったんですか?

あったんですけど、却下されちゃったのかな?(笑) 時間尺の問題もあったので、ひらめいたアイデアを全部取り入れるということは難しい。どの動きを、シーンをどうやって詰めていくか。みんなで考えながら、最終的に北斗さんがまとめていきました。

北斗さんと僕とで考えたという意味では、靴を履くシーンは二人のアイデア。実際は、ただ靴を投げているだけなんですけど、逆再生すると靴を履いているように見える。あれは面白いなと思いました。

――考えに考え抜いたプランを基に迎えた本番当日。撮影時間はどれくらい掛かったんですか?

お台場ヴィーナスフォート さんを借りて撮影しました。使える時間は店舗の閉店から開店の時間まで。当日は、夜の11時に現場入りして、そこから衣装の準備など何やかんやあったので、結局深夜の1時か2時ぐらいからリハーサルでした。

リハーサルも、やればやるほど修正点が見つかって、それを直すだけでも時間が掛かるし、カメラマンとの動きの打ち合わせも

あるから、気が付いたら明け方に。だから、“本番”開始は朝の5時ぐらいでした。

――もう、数時間しか残ってないですね。

そうなんですよ。長回しの一発撮りなので、間違えたらまた最初から。みんな神経を使って取り組んでいたし、空調も効いていない環境でしたから汗だくになってやっていました。今、思い出しても過酷な現場でしたね。

――“長回し”が、この動画の面白さを引き出している感じがします。

北斗さんのこだわりなんですよ。映像を見ている人が混乱するように作っています。逆再生なんだけど「あれ? ここ普通に歩いているよね?」とか、わざとトリッキーに撮影している部分もあったりするんです。

――ジョーイさんはHOKさんに対して、どんな印象を抱いていますか?

北斗さんと僕は育った環境が似ているんです。僕は日本で生まれてすぐロサンゼルスへ。ロスで16年間過ごして日本に住み始めたのは、ここ5、6年ぐらいです。北斗さんは日本で生まれて、その後にロンドンへ。

子供の頃はロンドンで育って、高校から20歳ぐらいまで日本。そして、今度はロスへ。日本で生まれて海外に長く住んでいるんですけど、北斗さんは日本人としてのアイデンティティーを強く持っている方。

昨年「エミー賞」を受賞されましたけど、アメリカでも日本でも何かをしたい、きっと何かできると思っているんです。

それは、変なプライドではなく純粋な北斗さんの思い。和の心が根底にあって、侍スピリッツを大切にしながら1つ1つの仕事に取り組んでいる姿がステキです。今回の撮影はかなり大変でしたけど、最後まで北斗さんに付いて行こうと思いました。

――あらためて動画の見どころをお願いします。

とにかく何回も見たくなるようなクセになってしまう映像だと思っています。ちょっとした動きや表情、カードの使い方など、いろいろなところにヒントがちりばめられているので、何度も何度も見ていただいて、何か気付いたら動画にコメントを残してください。よろしくお願いします!