――Netflixで上位にランクインしたりと大きな話題になっていますが、反響はどのように受け止めていますか?
日本のドラマでヒロインの相手役を韓国人俳優が演じるという、この座組自体が今までになかったものではあるので、どのような反応があるのか放送されるまで全く予想がつかなかったです。ネガティブな反応が返ってくる可能性もあるかもとも考えていました。
ですが、キャスト、スタッフ一同共通認識として持っていたのは「とにかくみんなに元気になってほしい」ということ。このドラマを見ることで“明日も頑張ろう”と思えたり、疲れている心が癒されるといいなと考えていたので、放送がスタートして皆さんのポジティブな反応を見ることができて、今は少しホッとしています。
――今作では“韓国式胸キュン”も多く盛り込まれており、韓国ドラマファンからも愛されている印象です。
この作品には“韓国ドラマあるある”みたいなものもたくさんあると思うのですが、今作を作る上で韓国人のプロデューサーをはじめ韓国人スタッフが数名入っておりまして、脚本家さんと共に胸キュンのアイデアをたくさん出してくれています。
日本のドラマでいう“壁ドン”とはまた違う“韓国的キュン”、視聴者の方の胸がときめくような要素をたくさん取り入れるようにしています。
第3話ラストの“韓国式指切り”ですとか、日本にはないアイデアを取り入れながら台本に落とし込んでいるのですが、現場ではジョンヒョプさんが韓国人ならではのアイデアも交えながら演じてくれています。
――具体的にはどのようなアイデアが採用されているのでしょうか?
いっぱいあるのですが…例えば、第1話の終盤でのシーンでテオが「そこのキョロキョロしてるかわいい人―!」と叫ぶのですが、これはジョンヒョプさんのアイデアです。あとは、第4話のラストでテオが侑里の薬指にリボンを結ぶシーンがありますが、その直前にひざまずいてキスをしそうになる流れもジョンヒョプさんのアイデアです。
現場は「こうやった方が侑里さんはキュンと来るんじゃないですか?」などと提案をしてくれたり、胸キュンシーンに限らず、毎シーンどこか1カ所はジョンヒョプさんのアイデアがあると思います。
――最後に、第6話の見どころと読者へのメッセージをお願いします。
第6話をもって第一章完結となるので、ここで一度物語のクライマックスを迎えるのですが、第6話の舞台は北海道です。侑里、テオ、花岡が出張で北海道へ行き、物語の鍵となっているラッコが生息する場所など、いろんな場所を訪れます。
世界配信ということもあって日本の美しい景色なども意識しながらドラマを作っているのですが、そんな美しい情景の中でラブストーリーが大きく動き、一つの結末を迎えます。ぜひ前半の最終回だと思って見てほしいです!
素晴らしいキャスト陣と共に、演出・技術・美術、全てのスタッフが1カット、1カット一生懸命に愛情を詰め込んだ「Eye Love You」をぜひこれからも楽しんでいただけたらと思います。
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