ディズニープラスの「スター」にて、オリジナルドラマシリーズとして製作が発表されていた「House of the Owl(原題)」が、このたび「フクロウと呼ばれた男(邦題)」(全10話/4月24日(水)に1-5話、5月1日(水)に6-7話、5月8日(水)に8-10話が配信)として、独占配信されることが決定した。また、同作のティザービジュアル解禁に加え、エグゼクティブ・プロデューサー&脚本を務めたデビッド・シンと、メイン演出を担当した森義隆よりコメントが届いている。
「ガンニバル」(2022年)などの日本オリジナル作品を発表しているディズニープラスが、国家の裏側・タブーに切り込んだ“社会派政治ドラマ”という新ジャンルに挑戦する。
あらゆるスキャンダル、センセーショナルな事件を、時にもみ消し、時に明るみにさらして解決してきた国家の黒幕、その名も“フクロウ”こと大神龍太郎。ダークヒーローさながら「道筋を正すため」と暗躍を繰り返す父親に反して、対極な生き方で「正義」を掲げる大神龍。
そんな大神家と親交の深かった次期総理候補の息子が謎の死を遂げ、龍太郎は国家の裏側から、龍は真正面から、政界に潜む巨悪の正体へと近づいていくという壮大なスケールのポリティカル・サスペンスだ。
主人公の大神龍太郎を演じるのは、世界的ダンサーにして名バイプレイヤーとしても知られる田中泯。龍太郎の息子・大神龍役は、数々の作品に出演し、現在は海外でも活動する新田真剣佑が演じる。「道筋を正す」ために暗躍する父と、真っ向から「世を正したい」と行動する息子、正反対の親子が、同じ事件を転機にそれぞれ動き出す。
解禁されたティザービジュアルには、“フクロウ”のような鋭い眼光でこちらを見つめる龍太郎の姿が。「その眼は、この国の闇を見とおす。」というコピーが国家の黒幕として暗躍する龍太郎を象徴するようなビジュアルだ。
同作のエグゼクティブ・プロデューサーと脚本を務めるのは、日本とアジア諸国発信のコンテンツ制作と配給を手掛けるアイコニック・ピクチャーズのデビッド・シンだ。
デビッドは、かねてより関心のあった、権力と影響力をふるう謎めいた人物“黒幕”という存在を、ハリウッド式で現代日本の作品として完成させることを目指したという。ストーリーの広がりや俳優の演技、作り込まれたセットや撮影など、ハイクオリティなドラマを目指した結果、「このユニークな作品に命を吹き込むために、日本と海外の才能が素晴らしいコラボレーションをしてくれました」と自信をのぞかせている。
演出は、「宇宙兄弟」「聖の青春」などを手掛けた森義隆と、「舟を編む」「月」などを手掛けた石井裕也、そして「Noise ノイズ」「ぜんぶ、ボクのせい」などで知られる松本優作が担当。
メイン演出を担当した森は、「すべてのシーンに100パーセント肉体を投げ出す、泯さんにしか出来ない演技に日々心を震わされました」「真剣佑さんは、余計な加飾や計算を削いで、高い集中力と内に秘めた圧倒的な繊細さでシーンに入り込んでいく。すごい俳優です」と、メインキャストの田中と新田を絶賛。特殊な関係性の親子役として向き合い“真剣勝負”を果たした二人を、「本当の親子のようでした」と振り返っている。
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