『不適切にもほどがある!』で話題沸騰の河合優実、宮藤官九郎が手掛ける脚本は「セットの中に持ち込んでしまうほど楽しみ」

2024/02/29 07:00 配信

ドラマ インタビュー

阿部サダヲとの掛け合いは「瞬発力が必要」


――父・市郎役を演じる阿部サダヲさんとは共演経験があるそうですね。

舞台で2回ご一緒させていただいたのですが、その時は阿部さんを含め周りの大人計画の役者さんに“どうにか食らいついていかないと!”という意識が強くて。

今回もそれを思って撮影に入ったのですが、(阿部は)すごくおおらかな方ですし、過去2回共演した舞台の時よりも少し余裕をもって、楽しみながら撮影できているなと思います。

――市郎と純子はテンポの速い掛け合いも多いですが、事前に打ち合わせをするのか、またはリハーサルなどで合わせながら撮影をしているのか、どちらが多いのでしょうか。

実際にやってみながら本番までに良くしていくので、瞬発力が必要ですね。でも、大体撮影が終わったあとに“ああやって返せばよかった…”と反省することばかりです。

――磯村さんは以前、河合さんとドラマで共演するのが楽しみというお話をされていました。ムッチ先輩とのシーンも多いと思いますが、磯村さんはどんな印象ですか?

宮藤さんの作品って、見る方も演じる方もコメディーとか軽いタッチのつもりで触れ始めることが多いと思うのですが、ムッチ先輩を含めそれぞれへの気持ちがちゃんと高まってくるように描かれているし、皆さん素晴らしい俳優さんばかりだなと感じています。

ムッチ先輩って、最初は少しおバカな愛すべきヤンキーだなと思っていたのですが、徐々に印象も変わってきて…昨日顔を合わせて撮影する中でつい感動しちゃいました。

第4話(2月16日放送)の撮影でも、磯村さんが“あの姿”で、且つちゃんと思いを届けてくれるお芝居をなさっているので、きっと磯村さんご自身もムッチ先輩のようなキャラクターを演じることも好きなんだろうなと思います。ムッチ先輩の中でちゃんと気持ちを表現するということは誰にでもできることじゃないので、今回ご一緒できてうれしいです。