小芝風花“倫子”と西野七瀬“お品”の間に生じた亀裂と嫉妬心「地獄展開以外ないの?」と嘆く声<大奥>

2024/03/01 10:58 配信

ドラマ 動画 レビュー

すれ違ってしまうお品(西野七瀬)と倫子(小芝風花)(C)フジテレビ

倫子と家治は順調に愛を育む


倫子は家治と散歩を楽しんでいた。幸せだと話す倫子に、家治もどこかうれしそうに笑う。また、倫子が眠そうにしていると、家治は「カバみたいだな」とさらに笑みを深くする。

倫子は「カバ」がどういったものか分からずきょとんとしていた。そんな倫子に身ぶり手ぶりを加えながら説明する家治。いつまでも2人の仲むつまじい姿を見ていたいと思わせるシーンに、視聴者からも「もっとラブラブなシーンを見せて!」「幸せだけでいいから」という声があふれた。

幸せそうな倫子と家治にさらなる幸せが舞い込む。倫子に子どもができたのだ。最初は子などいらぬと言っていた家治。そんな家治が、倫子の腹に手を当て、うれしそうにほほ笑む姿に、ほっこりとした気持ちになった人もいただろう。

しかし、幸せだけで終わることがないのが「大奥」なのだ。第7話では、倫子の知らぬところで、お品が家治の側室となることに。そのことがきっかけで、再び、倫子と家治はすれ違ってしまうことになる。

お品が取るのは倫子か貞之助か


倫子とお品は15年の仲になるそうだ。さまざまなことを共有してきた2人だが、第7話ではそんな2人に亀裂が入る。

お品は田沼と高岳に、貞之助との関係を知られ、大きな弱みを握られることに。田沼からは貞之助を人質にとられ、不問にする代わりに倫子を裏切り、家治の側室になるようにと言われるお品。倫子に相談しようとするも、周りの人に貞之助との関係を知られてしまえば、自分は流罪、貞之助は死罪になってしまうため、なかなか言い出せない。

何でも話せていた環境と「大奥」は異なり、大切な倫子にも相談できない。お品は田沼と高岳の策略にはまり、精神的にどんどん追い詰められていく。

倫子を思う気持ちと、貞之助を慕う気持ち。そのどちらもお品にとっては大切だった。迷うお品は、たまたま見掛けた倫子と家治の幸せそうな姿を自分と貞之助に重ねてしまう。そこで芽生えた小さな嫉妬心は、お品の思考を鈍らせる。

そこへ高岳がやって来て、お品に追い打ちを掛ける。倫子にとって一番大切な人は家治であり、お品は付き人にすぎないと言い放つ。さらに、自由に恋ができないことに理解を示すような高岳の言葉は、お品の心に突き刺さっていたように思う。