お品は、揺らぎながらも倫子にとっても自分は大事な存在であると信じていた。しかし、倫子が自分よりも家治を優先したと思い、お品は倫子ではなく、貞之助を選ぶ結果となってしまう。
一方で、倫子は家治を優先してはいなかった。倫子はお品の状況が分かっていなかったのだ。そのため、ただ純粋にお品が付き人になってから15年目の記念日を祝福しようとしていた。15年目の記念日に、お品に内緒で、お品の好きな書物を家治から借りようとしていた倫子。
お品のために準備するためにも、急いで家治の元へ行かなければならず、お品の話を聞けなかったのだ。それは、お品とはこの先も一緒に居ると信じて疑わず、お品の話はゆっくりと聞いてやりたいという倫子の優しさだったように思う。
お品が抱えるつらすぎる隠し事と、倫子がお品をねぎらうための隠し事。対局な2つの隠し事が原因で、15年目の仲の倫子とお品がすれ違うことになってしまった。
お品は家治の側室になり、倫子を裏切り、深く傷つけることに。悲しむ倫子の姿に「地獄展開以外ないの?」「つらすぎる…」「記念日に裏切りなの?違うよね」という視聴者が続出。また、倫子とお品の絆を信じたいという声も上がった。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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