白石は弥生が好きだった。好きだからこそ、弥生の目線の先に田邑がいることに気が付いていた。それだけであれば、白石はきっと田邑に対して、「先生って俺のライバル?」とは聞かなかったように思う。
あえてそう聞いたのは、田邑が弥生の思いに気付いていることも知っていたからだ。弥生の思いを知りながらも、突き放すこともしない田邑。中途半端に弥生を構う田邑に対し、白石は、田邑の軽はずみな行動が、弥生を傷付ける可能性を少しでも回避したかったのだろう。
今まで見たことがないほど、強めの口調で警告する白石。弥生が誰を好きでも自分に何かを言う権利はないと前置きし、白石は「先生は先生でしょ」とくぎを刺す。何もできないのであれば、これ以上何もするなとはっきりと田邑に示す白石は、思わせぶりな態度で弥生のことを傷つけたら許さないからと言い放った。
好きな人を守るために、堂々と恋のライバルへ先制パンチをお見舞いする白石。Xでは「白石くん格好いい」という声が上がった。
弥生は田邑が好きなのかとレイナに追い詰められていた。弥生は否定し、他に好きな人がいると言うがレイナは弥生を逃がさない。田邑を好きなレイナは、田邑と距離の近い弥生を大げさに傷つけようとするのだ。好きな人の周りをうろうろする女が居れば気に入らないのも分かるが、そこまでするほどなのだろうかと考えてしまう。
ピリピリしたムードが漂う中、やって来たのは、衝突を終えた白石だった。白石が見えたレイナは、わざと、弥生へ好きな人は「白石くんだっけ?」と確認。そして、クラスの全員に聞こえる声で、白石に向かって弥生が白石を好きだと告げるのだ。
弥生が気に入らないとはいえ、レイナの行動は人としての何かを超えていた。レイナの悪意を感じ取った白石は、堂々と近づき、弥生の肩を引き寄せ、弥生と付き合っていると公言。さらに、白石は「なんか文句ある?」と言い、レイナを黙らせ、弥生を守りきったのだ。
弥生を傷つける人は誰であろうと許さないという白石の行動にときめいた瞬間であり、レイナの悔しそうな表情にスカっとしたシーンにもなった。
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