獣たちが武蔵と交渉するために使っている動画チャンネルに流した映像で正体を明かした岩槻。犬の面をとったその素顔は、まったく表情がなく、でもハッとする美しさだった。そして、武蔵やさくららが驚きの表情で見つめた、デスクからすっと立ち上がった岩槻の表情も同様だった。
放送後、この静かに立ち上がる岩槻のシーンについて、脚本家の福田哲平氏は自身のXで「犬の正体が明らかになったシーン。台本ではこのようになっていました」と画像で公開。そこには「(能面のような表情で)――」とあり、福田氏は「表情が豹変した白石さんの演技、圧巻でした。めちゃくちゃ怖かった」ともつづった。
白石は福田氏の投稿を引用し、「能面の画像を見て学びました。笑」と明かしたが、視聴者もその演技を称賛。
さらに、物語では、武蔵用のインカムに爆弾を仕掛け、指揮本部を占拠した岩槻。悠月ら獣の次なる目的は、30年前に武蔵の兄・健一が失踪した真実を二葉が話すことだ。
警察に潜入といえば、前作の「大病院占拠」で、今回の獣のメンバーである駿河(宮本茉由)が同じ立ち位置だったわけだが、岩槻は周りが警察官ばかりの中で平然と武蔵に爆弾を仕掛けるところまで成功させた強者だ。
これには「想像を超えてやばいやつ」「鳥肌」「めっちゃ怖いじゃん」と、恐怖心をあおった。
そんな恐怖と緊迫状態の本作。次回、3月9日(土)放送の第9話では、悠月と駿河の過去と武蔵との接点、そして空港建設の本当の目的が明らかになる。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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