富園力也、『仮面ライダーガッチャード』の現場は「チャレンジできる場」 “日本一の映画俳優”を目指し17歳で単身上京

「僕のお芝居で、その人の人生を少しでも変えられたら」

富園力也撮影=梁瀬玉実


──俳優活動も音楽活動もさらに加速していきそうですね。

はい。……でももう25歳なので。ここまで意外と時間がかかったなっていう印象で。

──思ったより時間がかかった?

はい。ただ、始めた最初の頃、周りの役者さんとかに「3年たって芽が出えへんかったら辞めろ」みたいなことを言われていたんですよ。でも3年でやめるくらいやったら売れへんやろなと思って。そんな気持ちで最初から挑んでいたので、これからも一生やりたいなと思っていますし、もっともっと突き詰めていきたいなと思っています。

──お芝居のどういうところが特に楽しいと感じますか?

何が楽しいんですかね? 普段の自分とは違う自分でいるのを許されることかな。現場で毎日違うことが起こるので、毎日撮影に行くのがとにかく楽しいですし。あとは、ファンの方に、僕がきっかけで役者になりたいと思いましたというメッセージをいただいたことがあるんですが、それが僕が役者をやっている意味だなと思うんです。僕が小栗さんに憧れてこの仕事を始めたように、次は僕が夢や感動を与えられる立場になれたらなと。僕のお芝居で、その人の人生を少しでも変えられたら、それはやっている意味があるなと思っています。

──俳優として、今後挑戦したい役柄や出演してみたい作品はありますか?

ヤンキー役とか! 自分が小栗さんに憧れたように、中高生の男子に刺さるような役はやりたいですね。あとはめっちゃ狂ってる殺人鬼とか(笑)。ぶっ飛んだものもやってみたい。あとはアクションもやりたい。

──見た目のかわいらしさとは少しギャップのある役に興味が?

そうですね。イメージとは違うところを見せていきたい。そういう中で、お芝居を突き詰めていけたらと思っています。

■取材・文/小林千絵
撮影/梁瀬玉実
スタイリング/齋藤良介
ヘアメイク/新田彩加

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