<グレイトギフト最終回>反町隆史“藤巻”、だまし討ちの連続も波瑠“久留米”とのタッグで真を通す姿が格好良く有終の美

2024/03/16 17:59 配信

ドラマ レビュー

反町隆史“藤巻”、佐々木蔵之介“白鳥”理事長に迫るドラマ「グレイトギフト」最終話より (C)テレビ朝日

反町隆史が主演を務めるドラマ「グレイトギフト」(毎週木曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)の最終話が3月14日に放送。最初は弱々しかった反町演じる藤巻がどんどん強さを身につけていく姿や、藤巻と波瑠演じる久留米との強い絆が好感を呼び、真犯人登場の最終回までだまし討ちの連続だった展開も話題となっている。(以下、ネタバレを含みます)

殺人球菌“ギフト”をめぐるサバイバル医療ミステリー「グレイトギフト」


本作は、「ラストマン-全盲の捜査官-」(2023年、TBS系)や「TOKYO MER~走る緊急救命室~」(2021年・2023年、TBS系)などを手掛けた黒岩勉氏が脚本を務めるオリジナル作品。完全犯罪を可能にする殺人球菌“ギフト”をめぐるノンストップサバイバル医療ミステリー。

反町が優柔不断でうだつの上がらない大学病院の病理医・藤巻達臣を演じ、世にも恐ろしい球菌“ギフト”を発見し人生が激変していく姿を描く。ほか、波瑠明日海りお小野花梨盛山晋太郎(見取り図)、坂東彌十郎津田健次郎倉科カナ筒井道隆尾上松也佐々木蔵之介らが出演し、JUJUの「一線」が主題歌となっている。

反町隆史“藤巻”、真犯人登場も波瑠“久留米”とのタッグで真を通す


ついに真犯人が現れた。大方の予想通り、真犯人は久留米の後輩検査技師・奈良(小野)。たんたんと今までの過程を笑顔で話す奈良の話っぷりが軽すぎて怖い。

白鳥理事長(佐々木)に妻と愛人を殺された郡司(津田)、娘の手術のため白鳥理事長につくしかない神林(尾上)、白鳥理事長の圧倒的な力に歯向かう気持ちになれない本坊事務長(筒井)。藤巻が、“ギフト”の恐ろしさは殺傷力ではなく「人の欲望をかき立てる魔力だ」と、3人に初心を思い出すように語る姿が、心に響く。

白鳥理事長の味方になるように決断を迫られる藤巻と久留米が、最終的な“NO”の返事をすると、白鳥が藤巻に、奈良が久留米に“ギフト”を注射しようとした。しかし、郡司、神林、本坊に制止され、さらに警察がやってきた。逮捕されるまでの時間の猶予を与えられた白鳥理事長に、神林の娘の手術をするようにいう藤巻。「あんた医者だろ、患者を救ってみせろ」と迫る姿が格好良すぎる。

反町隆史“藤巻”が覚醒していく姿&波瑠“久留米”との同志感がたまらない


1カ月後、無罪放免となった藤巻と久留米。またいつか新たな“ギフト”が現れるか分からないという久留米に、「久留米さんとならどんな困難でも打ち勝てる気がします」と語る藤巻。事件が解決し、ホッとした2人の表情がラストシーンだったが、真の黒幕らしき姿や新たな球菌の映像も映し出され、「続編フラグか」とSNSが沸いている。

真犯人が登場し、最後の最後までだまし討ちされる藤巻と久留米だったが、「藤巻先生と久留米さんのコンビがめっちゃ好きでした!!」「恋愛感情一切なしの同志感が良かった」「藤巻先生と久留米女史が変にくっつかないで戦友エンドなのもよかったなー」などと恋愛以上と思える2人の強い絆が視聴者から好感を持たれる。

さらに、藤巻がどんどん強さを身につけていく姿に「気弱だった反町アニキが最後に蔵之介を一喝するシーンはたまらんかった」「だんだん覚醒してキリッとかっこよくなっていくのがワクワクした」「藤巻先生の変化が面白かった」などと反響を呼び、最終回を有終の美で飾った。

◆文=ザテレビジョンドラマ部