芦田愛菜“響”が西島秀俊“俊平”と和解 「一緒に演奏する」という約束を果たした<さよならマエストロ>

2024/03/15 10:53 配信

ドラマ レビュー

一緒に演奏するという約束をついに実現させた俊平と響(C)TBS

西島秀俊主演の日曜劇場「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系)の第9話「父と娘のアパッシオナータ」が3月10日に放送された。同作は、“ある事件”で家族も音楽も失った父・夏目俊平(西島)と、そんな父を拒絶し音楽を嫌う娘・響(芦田愛菜)が、地方オーケストラを通して失った情熱を取り戻し、親子の絆と人生を再生させていく完全オリジナルのヒューマンドラマ。第9話は、響がついに俊平と和解をした。(以下、ネタバレを含みます)

愛と魂の物語を彩る個性豊かなキャスト陣


西島、芦田の他、芦田演じる響の同僚のポジティブ思考で明るいトランペッター・森大輝役に宮沢氷魚、魔性のフルート奏者・倉科瑠李役に新木優子、クラシックに恋する高校生・谷崎天音役に當真、クラシックを諦めたチェリスト・羽野蓮役に佐藤緋美、プレッシャーに弱いティンパニー奏者・内村菜々役に久間田琳加を配役。

また、俊平の息子・海を大西利空、響と海の母親・志帆を石田ゆり子、晴見市の市長・白石一生を淵上泰史、コンサートマスター・近藤益夫を津田寛治、うたカフェの店主・小村二朗を西田敏行、俊平の元マネジャー・鏑木晃一を満島真之介、市民オーケストラの団長・古谷悟史を玉山鉄二が演じている。

脚本は、「凪のお暇」(2019年)、「妻、小学生になる。」(2022年)などを手掛けた大島里美氏。劇伴は「テセウスの船」(2020年)、「日本沈没―希望のひと―」(2021年)をはじめ、多くの作品を手掛けている菅野祐悟氏が担当。

さらに、東京音楽大学教授であり、日本クラシック界をけん引している世界的指揮者の広上淳一氏が同作のオーケストラを全面監修。また、オーケストラの演奏部分は東京音楽大学が全面バックアップしている。

仙台オーケストラフェスティバルへの参加が決定


仙台オーケストラフェスティバルに参加できることが決定した晴見フィル。終わりが近づいた晴見フィルにとって、これは最後の演奏になるかもしれないが、大きな希望でもあった。

しかし、喜んでばかりもいられない。あおぞら文化ホールが使えないので練習場所がなく、仙台までの演奏費用も馬鹿にならない。

それを解決してくれたのは瑠季(新木優子)だった。熱海にある保養施設を使わせてもらえることになったのだ。保養施設に来ている人たちに向けて、無料コンサートを行うということを条件に。

響(芦田愛菜)も大輝(宮沢氷魚)に「キャンプに行こう。またの名を音楽合宿」と誘われ、一緒に車で現地に向かうこととなった。