海辺にやってきた光と美波。美波は光が買ってきたいちごミルクを飲んで、「私の好きないちごはこれじゃないかも」と言う。光が「ごめん、本物用意できなくて」というと、謝ることじゃないと笑う美波。
光が美波をじっと見つめていると、美波は視線に気付き、何?と聞く。光は「いや、正直に言うとさ、本物のいちごよりこっちの味のほうが好きなんだよ」と言い、さらに「めっちゃ好き」と言うと美波は困惑した面持ちになる。
「楽しいけど、でも、隣にいるのは居心地が悪い」と心の中でつぶやいてから、美波は立ち上がって「寒いから帰ろう」と歩き出すのだった。
それぞれの気持ちがすれ違う様子がもどかしく、切ない気持ちにさせられた。
◆構成・文=牧島史佳
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