一方、國見に捕らえられたウドは、國見から「初めから正体には気づいていた」と告げられる。それでも泳がせていたのは、この事態のため――ゼロたち「マルス」をサイバーテロの実行犯に仕立て上げ、そのウイルスを除去するアプリを発表することで、國見はこの国の”救世主”になろうとしているのだ。
しかし起死回生の一手を打っていたのはウドも同じ。ウドが告げた「マルスの魂が眠る場所」に急行したゼロはついにデータを格納したUSBを手に入れる。しかし、そこに國見が現れる。
その頃、放送室に立てこもっていた「マルス」のメンバーは、再び警察や報道陣に包囲されていた。”テロの実行犯”としてまさに逮捕されようとしている中、渾一は「こんなのはおかしい」と、マイクを通して大人たちに対する自分たちの主張をする。
――という物語が描かれる。
公式ホームページなどで見ることができる予告動画には、「ゼロ、散る…!」という文字が。そして、「何かあったんですか?」と緊迫した表情で電話を受ける渾一や、「今すぐ逃げろ!」という声、疾走するゼロが映し出される。
「俺たちがあきらめない限り、少しずつでも変わることはできる!」という祈りのようなゼロの言葉が響き、動画は、ゼロが國見と対峙し「俺たちの世界を汚すな!」と渾身の力を込めて叫ぶ姿で締めくくられている。
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