大和の逃走を「助け」たのは誰なのか。登場からすぐにSNSでは考察が加速した。
劇中、武蔵と相棒を務めた本庄(瀧内公美)が捜査で大和に面会するシーンが幾度かあり、そのなかで大和が犯罪コンサルタントをしていた悠月とつながっていたことが明らかになった。だが、悠月は今回の事件で警察に捕まっている。
指摘が相次いでいるのは本庄だ。ビルの屋上にいた大和が着ていたコートが本庄のものに似通っており、髪型など雰囲気も似ていて本当はきょうだいなのではとの声もある。コートに関してはよく見るとボタンなどが違うよう。そして本庄は警察に潜入している武装集団の仲間ではないかという考察もあったが、そうではなかった。ただ、拘留中の大和に面会しやすい人物であり、すきをつくことはできるかもしれない。
そのほかだと、人質になっていた客室乗務員の庭瀬(結城モエ)。途中で多くの人質がうそを暴かれ解放されていくなかで、なぜか獣メンバーの誰にも恨みをかっていないはずなのに最後まで人質だったという経緯があり、最終回では夫と子どもが心配しているから連絡させてほしいという描写が突然のようにあってそこが怪しいポイントであると。単に、同じく人質だったパイロットの久留米(富川一人)とW不倫だったことを回収しただけだろうか。
また、最後に武蔵&娘と合流する前の裕子の表情は浮かないものだった。大河の裕子への憎しみは、逆恨みといってもいいものだったが、それを憂いているのか、もしくは何か隠していることがあったのか。
エンドロールでは、キャストたちの中に菊池の名前はあったが、その後の最後の登場シーンではなぜかモザイク処理されていたのも意味深だ。“青鬼”ではない、新たな人物としての始まりも予感させる。
「最後に青鬼さんが全部持っていった」との声も多数なこのラスト数十秒の展開により、「続編匂わせなの?」「続編いつですか」「青鬼さん、今度はどこを占拠するんだろう」と期待が高まっている。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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