今作の撮影テーマは「役者らしく『喜怒哀楽』や感情の機微を表現」したスチールと約3万字にも及ぶインタビューで構成された、満足感の高い一冊となっている。
「今回は『喜怒哀楽』を表現させていただきました。写真集を作るにあたって、ストーリー仕立てにしようとかいろいろな案が出ましたが、役者としての15周年の集大成として『喜怒哀楽』を表現しようか、と。こうして出来上がった本を見たら、“喜”や“怒”は分かるんですけど、どっちが“哀”で“楽”なのか自分でも分からなくなってしまって。これは読み手の受け取り方次第、その時の気分や環境で(見え方が)変化する写真集だなって思いました。なので、何を表現しているかというのは、読んでくださっている方が自由に想像しながら楽しんでいただける一冊になったと思います。ハッピーなときと落ち込んでいるときで違う感じで見えるかもしれないなって」。
そんな今回の写真集、自己採点は100点満点中の100点とのこと。
「自分の写真なので…100点って言いにくいんですけど、スタッフさんの力も集結して作品なので100点で!」。
そして、この先20周年、30周年などこの先に向けての気持ちも、染谷らしく謙虚に語った。
「俳優の仕事は基本的に、自分のためにやっているとは言えないです。自分のためにやると限界がきたり視野が狭くなったり。何のために俳優をやっているのだろうってことをちょっと見失っちゃいそうになります。やっぱり一番は応援してくださる方とか、作品を見に来てくださって方。そういう方々への感謝を込めて、お客さまのためにっていうのを心掛けています。15周年、最初は死体役やせりふのない役…本当に小さなお仕事からコツコツとやってきているから今の自分があって。それは応援してくださる方のお陰だなって思っています。これからも皆さんの心を明るくしたり、あっと驚いてもらえるような作品に出演していきたいと思います。これからも…20周年、30周年とよろしくお願いしますと伝えたいです」。
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