磯村勇斗“ムッチ先輩”と“秋津”、親子揃って“喫茶店”で失恋<不適切にもほどがある!>

2024/03/27 11:06 配信

ドラマ レビュー

秋津(磯村勇斗)がマッチングアプリで出会った相手役を演じたのは櫻坂46の守屋麗奈(C)TBS

阿部サダヲ主演の金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系)の第9話「分類しなきゃダメですか?」が3月22日に放送された。同作は、昭和のおじさんがコンプライアンスで縛られた令和の人々に考えるきっかけを与えていく、完全オリジナルの意識低い系タイムスリップコメディー。第9話、磯村勇斗演じる“秋津くん”こと秋津真彦がマッチングアプリで恋人を作る展開が描かれた。(以下、ネタバレを含みます)

宮藤官九郎の脚本によるオリジナル・コメディー作品


脚本は宮藤官九郎が務め、プロデューサーは磯山晶氏が担当。「池袋ウエストゲートパーク」(2000年)、「木更津キャッツアイ」(2002年)、「タイガー&ドラゴン」(2005年、全てTBS系)でタッグを組んできた2人が、令和で新たな作品を生み出す。

同作には、突如1986年から2024年へタイムスリップし、令和では考えられない“不適切”な言動を繰り返す小川市郎役で阿部、バラエティー番組のアシスタントプロデューサーとして働くシングルマザー・犬島渚役で仲里依紗が出演。

また、とあるアイドルに心酔するあまり、その身なり言動すべてを完コピする男“ムッチ先輩”こと秋津睦実と、令和に生きるその息子・秋津真彦を磯村が一人二役で、2024年から1986年に息子と共にタイムスリップする社会学者の向坂サカエを吉田羊、そして、市郎の一人娘・小川純子を河合優実、サカエの息子・向坂キヨシを坂元愛登が演じる他、袴田吉彦山本耕史ら個性豊かな面々がストーリーを盛り上げる。

秋津「恋愛しなきゃダメですか?」


秋津真彦(磯村勇斗)が社内モニターとしてマッチングアプリ「Un-MAY(ウンメイ)」に登録。このアプリの特徴は「ハイパー属性モード」を搭載しているところ。

つまり「年齢」「性属性」「学歴」「収入」「性格」「趣味」といった基本的なことだけじゃなく、「行きたいお店」「焼肉の部位」「ラーメンの種類」「お風呂で最初に洗うところ」など、細かく属性を登録しておくことで、マッチする相手が見つけやすくなっている。

市郎(阿部サダヲ)も秋津の顔写真でアプリに登録し、何人もの女性とマッチ。秋津に「そろそろ会ってみたら?」とマッチした相手に会うことを勧めるが、あくまでも社内モニターとして意見を集める目的でアプリに登録した秋津は「アプリの問題点が明確になったので」と言って、会うことを拒否。

その問題点とは、加工しすぎた写真でも登録できること、そして市郎が秋津の顔写真で登録できたように“なりすまし”を判別することができないこと。

それでも秋津に女性の誰かを会わせたいと思う市郎だったが、そもそも恋愛に消極的な秋津は「恋愛しなきゃダメですか? そもそも恋愛ってなんですか?」と問い詰める。

「人を好きになったことがないんです」と明かす秋津に、市郎は「それはまだ出会ってないだけ、運命の人に」と返すが、秋津はやっぱり納得できない様子。