<ザ・ファブル>主人公を演じる興津和幸「びっくりしましたよ。まさかアニメ化するなんて」 放送直前生配信で心境を吐露

2024/04/02 15:44 配信

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放送直前生放送が実施された。興津和幸・岩崎諒太・三野雄大が登場。(C)南勝久・講談社/アニメ「ザ・ファブル」製作委員会

テレビアニメ「ザ・ファブル」(毎週土曜深夜0:55-1:25、日本テレビ系/ディズニープラスで見放題独占配信)が4月6日(土)よりスタートする。放送に先駆け「真黒組応接室」と題した放送直前生配信が、3月31日に実施され、主人公・佐藤明役の興津和幸を筆頭に、岩崎諒太三野雄大が出演。作品への思いを語った。

興津和幸「びっくりしましたよ。まさかアニメ化するなんて」


配信には佐藤明役の興津、真黒組・黒塩遼役の岩崎、真黒組・高橋勝也役の三野の3人が登場。3人はオーディションを経て、2023年末に本作のオファーを受けたという。興津は「びっくりしましたよ。まさかアニメ化するなんて」と当時の驚きを明かした。

三野は、オーディションでは黒塩の役を受けていたそうで「オファーを受けたときは、受けていない役だったので戸惑いました」と高橋役のオファーを受けた際の思い出を語った。

トークは作品のアクションシーンに移り、興津はアクションシーンの演技について「6秒でだいたい何かをやるんですけど、佐藤は強すぎるんで、『うっ』とか『あっ』とか、勢いはいらないんです。手塚プロ(アニメ制作を担当する手塚プロダクション)さんがすげー頑張ってくれています」とポイントを明かす。

また、ギャグパートを担当することの多い岩崎は「クロは唯一、佐藤がファブルであるということに気づいていますから、佐藤に対してのアプローチと、(舎弟である)高橋へのギャップがあります。表ではドスを効かせながら、(佐藤への)モノローグでは変わるので」とクロの二面性について話した。

収録現場で空気清浄機の役割を果たしていたという花澤香菜


登場人物紹介コーナーでは、主要キャラクターの印象についてのトークに。興津は佐藤明について「やりがいはすごくあります。よく分からない人じゃないですか。珍しい主人公像というか」と話し、原作に登場するせりふ内の棒線についても触れ「最初読んだ時に自然に入ってきたんですよね、関西のノリというか。アニメは尺が決まっていますが、台本に線が入っていたら線のニュアンスは入れたいじゃないですか。そこはプロとして」とアフレコ時のこだわりを明かす。

また、明のパートナーとして登場する佐藤洋子(CV:沢城みゆき)について、岩崎が沢城の演技を絶賛。「すごいですよ、沢城さんの洋子は。表裏がすごくて。聞かせていただいていて、演じ分けがめちゃめちゃ楽しいです」とアフレコ時のエピソードを披露。そして洋子から洗礼を受けることになる高橋を演じた三野は「沢城さんの洋子がすさまじくて、ひっぱってもらっています」と話した。

興津は沢城との共演について「洋子と明は会話が噛み合わない。(だから、沢城と)お互いつられないように、つられないようにと。会話が成立しちゃうと面白くないので、その違和感を楽しんでいただきたいです」と違和感へのこだわりを語った。

清水岬(CV:花澤香菜)については「周りの人間が大体泥臭いというか、ちょっと薄暗いイメージのキャラが多い中で、岬ちゃんが出てくると綺麗な空気になる印象がありますね」と興津。「収録中でも、ひとりだけ清純な感じがするので、空気清浄機みたいな感じですね」(三野)、「ほんまに、めちゃめちゃいい人ですよね。最初に明を助けたのも岬ですから、ほっとけないですよね」(岩崎)と同作における岬の存在を表現する。

さらに、興津は花澤の関西弁にも注目してほしいと話し、「各地の関西人が集まって、全員のずれを調整しながら収録をやっています。関西弁にうるさい人はいっぱいいるんで、みんな自信もって言うんですけど…」と言い、三野が続けて「意外と方言指導が入ったりするんです」と関西出身の声優が多い収録現場でのこだわりも明かされた。