宮田は崇の顔を見ると破顔して「先輩、褒めてください」と抱きつく。崇は宮田を偉い偉いとなだめてソファーに寝かせる。「僕に褒めてほしいなんて、ずいぶん好かれたなぁ」と崇が言うと、宮田は目を開けて「そうですよ、たぶん、好きなんです」と言う。
しかし、「だったら…」という崇の言葉を遮って「でも、付き合いませんよ」と宮田。「どうして?」と崇に理由を聞かれると宮田は「もう高校生じゃないから、下手したらすべて失う可能性もある。30になって現実が見え過ぎちゃうから」と言うのだった。
若いときならではの心細さもあるが、いろいろ人生経験をしてしがらみもある大人だからこそ臆病になってしまう宮田の気持ちに共感できて、切なくなった。
◆構成・文=牧島史佳
※高松アロハの「高」は、正しくは「はしご高」
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