凌は千花に「俺たち、つき合ってみる?」と聞く。千花が驚いて凌の顔をまじまじと見つめて「え?」と聞き返すと、「千花なら好きになれると思う」と答える凌。
「嬉しい…でも、無理じゃない。めっちゃ嬉しいけど、無理だよ、そんなの。だって、凌が私のこと好きになれるわけないじゃん」と千花は否定する。「…そんなこと」と凌は反論しようとするが、千花は遮って「なれないよ!だって好きなんでしょ、光のこと!」と言って凌を見つめる。凌は何も答えず、千花は「ずっと好きだったんだから、ずっと見てきたんだから、わかってるよ、それぐらい」と続けて泣いてしまう。耐えきれずにしゃくりあげながら千花は立ち去り、残された凌はどうすることもできずにうつむいてしまうのだった。
光への気持ちを抱えきれずにいる凌も切ないが、千花のことを思うと凌の言動が残酷に思えて、胸がギュッと苦しくなった。
◆構成・文=牧島史佳
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