世界に登録されている文化遺産、自然遺産、複合遺産の魅力を発信する「世界遺産」(毎週日曜夜6:00-6:30、TBS系)が、今春約6年半ぶりにリニューアル。世界遺産や歴史好きとして知られる鈴木亮平が9代目ナレーション、そして番組初となる世界遺産の案内役=ナビゲーターに就任し、時に自らの想いをも交えつつ、世界遺産の魅力を伝えていく。このたび、2回目の収録を終えた鈴木が囲み取材に応じ、いち視聴者として見てきた番組に携わることになった心境や、ナレーション収録をする際に意識していること、そして今後深掘りしたい世界遺産などについてたっぷりと語ってくれた。
8代目ナレーションの杏からバトンを引き継いだ鈴木は、2011年に世界遺産検定1級を取得、さらには世界遺産を旅した気分になれるエッセー集「行った気になる世界遺産」(ワニブックス)を上梓するほど世界遺産に詳しいことでも知られている。
4月7日(日)、4月14日(日)の放送は鈴木本人が特別編として現地取材、かねてより憧れていた鹿児島・屋久島を初訪問。世界遺産が好きで、かつその価値を知る鈴木ならではの視点で取材を行う。
――まずは、「世界遺産」の第9代ナレーション、そして初代ナビゲーターに就任されたということで、今の率直な感想をお聞かせください。
ずっと見ていて好きな番組ですし、自分が世界遺産を好きになったきっかけでもあるので、携わることができて非常に光栄です。
今までにもナレーションという仕事を何度かやらせていただいているのですが、そのたびに“『世界遺産』のナレーションをするとしたらどんなトーンでやるかな”みたいなことを空想したりしていたので、今回お話をいただけてうれしいです。
それと同時に、自分自身今までの方々が積み上げてきたものが好きなので、あまり変えたくないなという思いもあって。ですが、せっかく任せていただいた以上、先輩たちのまねになってはしょうがないですし、ナビゲーターという肩書きもいただいたので、“世界遺産が好きだからこそ伝えられる何か”を伝えていけたらいいなと思っています。