伊藤沙莉がヒロインを務める連続テレビ小説「虎に翼」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)の第5回が4月5日に放送され、寅子(伊藤)の母・はる(石田ゆり子)の胸の内で起こった大きな変化が描かれた。はるもまた自分の意思で人生を切り開いてきたことが明らかになり、視聴者から感動の声が上がった。(以下、ネタバレがあります)
「虎に翼」は、日本初の女性弁護士の一人となった三淵嘉子をモデルにしたオリジナルストーリー。昭和の初め、女性に法律を教える日本で唯一の学校へ入学し、法曹の世界に進んだ主人公・猪爪寅子(いのつめ・ともこ)の奮闘を描く。第1週「女賢しくて牛売り損なう?」では、結婚こそが女の幸せと考えるはるが寅子の進学に反対する展開が描かれた。
実ははる自身、女学校に行きたくても行かせてもらえず、そんな家から離れるため結婚したのだった。幸せを掴むため必死で生きてきたはるが口にする「頭のいい女が確実に幸せになるためには、頭の悪い女のふりをするしかない」の一言は重い。
だが、法科の臨時講師・桂場(松山ケンイチ)の言葉が、はるの心に火をつけた。「君のように甘やかされて育ったお嬢さんは、傷つき、泣いて逃げ出すのがオチだろう」と頭ごなしに寅子を否定する桂場の言葉を聞いて、はるは「お黙んなさい!あなたにうちの娘の何がわかるんですか」と一喝。
そのままの勢いで、見合いのための振袖を買う代わりに専門書店で六法全書を買い、「私は、私の人生に悔いはない。でも、この新しい昭和の時代に自分の娘にはスンッとしてほしくないって、そう思っちゃったのよ!」とぶちまけた。
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