できるだけ居心地のいい相手と結婚し家庭に入ることが、女性にとってもっとも現実的な幸せだった時代。娘に“正解”の道を歩ませたい気持ちも親心なら、娘の望む人生を歩ませてやりたい思いも親心だ。その葛藤の末にはるが出した答えに、視聴者からも「はるさん、かっこいい!」「寅子を思う母の愛に泣けた」の声が続出した。
「あさイチ」の“朝ドラ受け”でも、はるが桂場を言い負かすシーンが話題に。博多大吉が「かっこいいお母さんで」、鈴木奈穂子アナも「気持ちよかったです。出てくる女性がみんなかっこいい」とコメントし、視聴者からも「スカッとした!」の声が続々。X(旧Twitter)では「#虎に翼」がトレンド1位となったほか、「六法全書」「石田ゆり子さん」「桂場さん」などがトレンド入りした。
はる役の石田は、社会現象級の大ヒットとなったドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(2016年、TBS系)で主人公・みくり(新垣結衣)に芯のある生き方を見せる独身キャリアウーマンの伯母・百合を演じた。“一般的な女性の幸せ”よりも寅子の願いを優先させたはるに、百合のキャラクターを重ねる声も。「ああ、はるさんは間違いなく100年後、ゆりちゃんに転生する女性だ」「やっぱり石田ゆり子さんは、こういうかっこいい女性が似合う」の声が上がった。
とにもかくにも最後の難関だった母はるの同意を得て、いよいよ女子部法科進学という“地獄への切符”を手に入れた寅子。第2週「女三人寄ればかしましい?」では、明律大学女子部法科に入学した寅子の新たな日々が描かれる。
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