現代人キャストの人数の方が偉人キャストよりも少ないという異例の作品。だからこそ、時代を代表する偉人たちとはまた違った個の強さを感じました。「現代人キャスト」と一括りにできない、面白さが盛りだくさんとなっております。はやく皆さまに見ていただきたいです。公開は7月26日です。ぜひお楽しみに!!
小学3年生の時だったか、夕方、NHK少年ドラマシリーズ「夕ばえ作戦」(すばらしい題名)を見た。現代の少年が通りで拾った箱のダイヤルを回すと江戸時代へ行き、現代の道具を使って、悪い代官と忍びの一族と戦う話だ。そんなお話に善少年はワクワクした。
そして今回、役者になって初めてのタイムトラベルもの!!しかぁし!こちらからではなく、あちらから豪勢にどっとやってくる。僕はオフィスで発破をかける。しかも念願の武内組。武内監督との濃厚な撮影期間、充実していました。
秀吉・三成に才を見出され、偉人内閣の中で事務次官に抜てきされる現代人官僚・吉田拓也を演じました。ご覧の通り、とんでもないメンバーですよね。オファーを頂いた瞬間に吉田の気持ちに触れられた気がしました(笑)。
閣僚会議、そりゃもうすごい景色でしたよ!そんな偉人内閣にのめり込んでいく様は狂気的ではありながら、とても純粋で、美しいものでした。吉田は偉人と現代人、そしてお客様とをつなぐ役どころ。
撮影を通して、僕自身が偉人たちの背中から、言葉から、本当に多くの思いをもらいました。吉田の姿を通して、偉人内閣を身近に感じていただけたらうれしいです。そして皆さまの心に偉人内閣の政策が届きますように。アイツとのチャンバラも!あるぜよ!
台本を読ませていただきまして、今見るべき映画だなと思いました。昔の日本人のことを今の日本人は時折、バカにしたような言い方といいますか、我々現代の日本人はここまで進歩したと言わんばかりの言い回しをする場合があります。「昔はあぁだったよな。びっくりするな」みたいに。
この映画はフィクションではありますが、昔の日本人に今の日本人がバカにされているような感覚になります。背筋が伸びます。個人的に大変ためになる物語。
家康さんたちや先人の日本人に恥じぬように生きていきたいと思わされました。少しだけですが、豪華キャストに紛れ、拙いお芝居をさせていただきましたが、この映画に参加させてもらえてよかったです。
「原作はビジネス小説?これが…」撮影に入って何日目だったか。プロデューサーから耳にしたことでした。面白い本だなぁ、と思ったのが第一印象。“まつりごと(政治)”が簡単なことじゃないことは重々分かっていても、今の政治を見ていると、こんな“救世主”現れてくれないか、なんて思いますね。
※高嶋政宏の「高」は、正確には「はしごだか」